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国際交流 学生

国際学部の学生たちが「第5回Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer School」に参加しました

 本学国際学部附属多文化公共圏センターの国際平和と人権人道法研究会で活動する学生3名(山本 沙菜、伊藤 大翔、Muhammad Muaz bin Mohd Fariz)が、選考プロセスを経て、トルコ・イスタンブールで開催された「第5回Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer School(※)」に参加しました。

 9月14日から19日にかけて開催された「Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer School」は、国際法イスタンブールセンターとトルコ赤新月社(後援:赤十字国際委員会)が共催しています。今回は、大会期間中に最も成長した受講生に贈られるPrize for their dedication to improveを伊藤さんが受賞しました。

※Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer School:国際人道法を学ぶ講義と模擬競技を組み合わせた国際教育プログラム。世界各国の学生が参加し、専門家による講義やロールプレイを通じて、IHLの理論と実践を体験的に学ぶことができる。



大会に参加する学生たちの写真1 大会に参加する学生たちの写真2 大会に参加する学生たちの写真3 大会に参加する学生たちの写真4 大会に参加する学生たちの写真5

大会に参加した学生たち

伊藤 大翔さん コメント
 最初の3日間はサマースクールとして、著名な講師陣による講義が行われ、国際人道法の基本原則について学びました。3日目の午後からは、ロールプレイ形式で議論を行うCompetitionが実施され、参加者はランダムに3名でチームを組み、攻撃の正当性を主張する紛争当事国の代表や、武器会社の代表として開発した武器の国際人道法上の遵守について説明するなど、様々な役割を担いました。議論はすべて英語で行われ、チームワークと法的分析能力が求められる実践的な経験となりました。
 大会には博士後期課程の学生が多く参加しており、その豊富な知識や高度な議論力に触れることができたのは非常に刺激的で、自身の学びを深める大きな契機となりました。今回の経験を踏まえ、引き続き藤井先生のご指導のもと、武力紛争と国際法に関する理解を一層深め、国際人道法の分野で積極的に挑戦を続けていく所存です。また、滞在中に多大なご協力をいただいたOnur Dur先生をはじめ、大会関係者の皆様に心より御礼申し上げます。


【関連リンク】
第5回Kırımlı Dr. Aziz Bey IHL Competition & Advanced Summer School
国際学部附属多文化公共圏センター国際平和と人権人道法研究会HP