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地域デザイン科学部の土橋喜人客員教授を中心とした共同研究が、日本福祉のまちづくり学会の学会賞(学術賞)を受賞しました

 地域デザイン科学部の土橋喜人客員教授を中心に、大森宣暁教授らと行った共同研究が、日本福祉のまちづくり学会の学会賞(学術賞)を受賞し、多数のメディアで紹介されました。

 一般財団法人 日本福祉のまちづくり学会は、さまざまな専門分野が一同に結集し、市民生活の機会均等と生活の質の向上に向けた新たな「福祉のまちづくり」の枠組みづくり、研究開発に向けた取り組みを目指しており、学会賞(学術賞)は、信頼性、妥当性、新規性、分野間連携等において優れた内容を含むとされた論文に対して贈られるものです。

 本研究は、国内で唯一、優先席を「専用席」と表示している札幌市営地下鉄と、関東圏の地下鉄を対象に、公共交通機関の優先席の実効性を検証したものです。札幌市営地下鉄に関する過去の資料調査と関係者へのインタビュー調査によって、専用席導入の社会的背景を解明し、車内観測調査およびアンケート調査により、優先席の利用実態と優先席に対する意識を明らかにしている点が評価されました。

 土橋客員教授は、「本来は優先席や専用席といったサインや仕組みがない中でも、自然と必要な人に対して席を譲る行為ができるようになることが望ましく、そのために自分の研究が微力ながら役に立つよう、進めていきたいと考えています」と語りました。

研究の詳細は、こちらをご覧ください。

【本件に関する問い合わせ】
宇都宮大学 地域デザイン科学部
客員教授 土橋喜人(研究代表者)、教授 大森宣暁(共同研究者)
TEL:028-689-6224 FAX:028-689-6224
E-mail:dobashi@cc.utsunomiya-u.ac.jp、nobuaki@cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を半角@に置き換えてください)

【関連リンク】
一般財団法人 日本福祉のまちづくり学会HP