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藤井広重准教授が第9回若手難民研究者奨励賞を受賞しました

 本学国際学部 藤井広重 准教授が「第9回若手難民研究者奨励賞」を受賞し、2021年6月26日(土)、オンラインで授賞式が行われました。これは、有望な難民研究を奨励し、成果の発表機会を提供することで難民研究者の育成に寄与することを目的として、難民研究フォーラムにより実施されているものです。

 藤井広重 准教授は、日本国内にて難民支援の実務に従事した経験もあり、内閣府にて国際平和協力研究員として勤務していたときは、日本国政府から国際人権法および国際刑事法の専門家としてアフリカに派遣されるなど、現在までアフリカの紛争問題に取り組んできました。

 「第9回若手難民研究者奨励賞」では、これまでの研究成果をもとに構築した「国際刑事裁判での証人保護と難民条約除外条項の適用をめぐる課題:国際刑事法と国際難民法との調和に向けて」と題した研究が評価されました。

 受賞理由は、以下の通りです。
『難民条約除外条項の適⽤にかかる課題を示す事例研究として、一定の意義があること、事例をとおして国際社会がいかに該当する人物を保護するかという問いにつながり得るものである。あわせて申請者が専門とする国際刑事法の分野の視点を経て、難⺠研究を深化させることを期待して授賞に至った。』


中村学部長と藤井准教授の写真

中村国際学部長(右)と藤井准教授(左)


【関連リンク先】
・難民研究フォーラム
https://refugeestudies.jp/

・国際学部HP
http://www.kokusai.utsunomiya-u.ac.jp/

・藤井広重准教授HP
https://www.fujiih.com/