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共同教育学部附属小学校の渡邊雅浩教諭が全小理教材開発コンテストで会長賞を受賞しました
共同教育学部附属小学校の渡邊雅浩教諭が、全小理教材開発コンテストで会長賞を受賞しました。同コンテストは、全国小学校理科教育研究協議会が主催しており、各都道府県を代表した開発教材が出展され、各賞が決定されます。
今回受賞した教材は、5年生の授業で使用するメダカの水槽(オーバーフローシステム)です。メダカが卵を産みやすい環境を整えるためには、水温を25℃以上の温かさにキープしたり、餌をたくさんあげたり、明るい場所に置いたりと、環境を整える必要があります。しかしそれらは水質の悪化を招く要因であり、頻繁な水替えが必要となるため、子どもが自分たちの力で環境を調整することが難しい内容でした。
そこで、これらの問題を一括で解決できるよう、すべての水槽の汚れた水を集約してろ過し、ろ過した水を点滴のように注入して綺麗な水質をキープすることができるようにしました。また、ろ過槽にヒーターを入れて温度を管理できるようにしたり、光量をLEDのテープライトで調整したり、日照時間を電源ダイヤルで調節したりできるようにしました。
これらによって、子どもたちが発想した環境下でメダカを自由に飼育できるようになり、指導の個性化を図ることができるようになりました。
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宇都宮大学共同教育学部附属学校園