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日本学術振興会育志賞受賞者熊谷幸汰さん(工学研究科博士後期課程2年)、 4月から日本将棋連盟4段のプロ棋士となる長谷部浩平さん(教育学部総合人間形成課程4年) の2名が学長を表敬訪問しました

   平成30年3月12日、第8回(平成29年度)日本学術振興会育志賞を受賞した熊谷幸汰さん(工学研究科博士後期課程2年)と、平成30年4月1日よりプロ棋士になることが決まった長谷部浩平さん(教育学部総合人間形成課程4年)が、それぞれ石田朋靖学長を表敬訪問しました。

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ホログラフィックレーザー描画型ボリュームディスプレイによって
描かれた(上から)個体,液体,気体スクリーン上の映像

   熊谷さんは、「ホログラフィックレーザー描画型ボリュームディスプレイ」の研究が認められ受賞に至りました。今回受賞の対象となった「ボリュームディスプレイ」を含め、レーザーで描画する立体ディスプレイの研究を熊谷さんはテーマとしており、将来的に医療分野やエンターティメントの世界で実用化されることが期待できるということです。学長からはボリュームディスプレイの実用化に向けた助言や今後の研究生活についてのアドバイスがあり、最後に「幅広い視野を持った研究者となるため、様々な経験を積みながら今以上に成長してほしい」と激励の言葉がありました。熊谷さんも「これまで様々な方々からご支援、ご指導をいただき今回の賞をいただくことができ、本当に感謝している。さらに研究を進めSF映画にでてくるような 3Dディスプレイの世界を実現できれば」と、今回の受賞に対する感謝の言葉を述べ、今後の研究への意欲を新たにしていました。

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学長と談笑する熊谷さん 育志賞の賞状を手に。左から石田学長、熊谷さん、
指導いただいた早﨑芳夫オプティクス教育研究センター教授

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左から石田学長、長谷部さん、
指導いただいた長谷川万由美教育学部教授

   長谷部さんはこの3月、日本将棋連盟の奨励会三段リーグを勝ち抜き栃木県では戦後初めてのプロ棋士となることが決まりました。長谷部さんは大激戦だった三段リーグ戦の様子について、「当時はリーグ戦トップに立ったことのプレッシャーによる体調悪化もあり、本当に追い込まれていた」そうです。そんな中、退路を断って目の前の一手一手のみに集中することで気持ちの安定が得られたそうで、学長も必死の覚悟でリーグ戦を突破してプロ棋士への道を自ら切り開いた長谷部さんに改めて感服していました。長谷部さんは地元の将棋振興にも強い意欲があり、「これから棋士を目指す県内の後輩たちにいい環境を整えてあげられるよう努力したい」と話しました。学長からは「良い成績をあげ、大きく羽ばたくことが地元への恩返しになるのではないか。さらに上を目指して頑張っていただきたい」と激励の言葉があり、長谷部さんも「皆さんにいい報告ができるようがんばりたい」と今後 の意欲を語りました。

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サインをいただきました! サインを手に石田学長(左)と長谷部さん(右)