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「コミュニティ支援力養成研修会」を実施しました
2014年10月12日、13日に、一泊二日の日程でコミュニティ支援力養成研修会を開催しました。本研修会は文部科学省「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」として、NPO法人いわてGINGA-NETおよび神戸市のNPO法人さくらネットとの協働のもと岩手県立大学と宇都宮大学の共催で実施したものです。本学の学生を含め、北は岩手県立大学、西は日本福祉大学まで全国から約50人もの多くの学生が参加しました。
第6回となる今回の研修会のテーマは「隣接地の拠点形成とボランティアコーディネート~首都直下地震、その時、何をすべきか!~」。首都直下地震が来たときに支援の最前線になるであろうと考えられる宇都宮市を会場にという思いから、宇都宮大学での開催が実現しました。学生たちは、東日本大震災で実際に活動したNPOや社会福祉協議会の職員からボランティアセンターの発足、活動の組み立て方、災害時の隣接支援や遠距離支援の進め方などについて学んだ後、グループに分かれて今後自分たちが何をできるのかを討議し、発表しました。また、東日本大震災の際に避難所となった芳賀青年の家に宿泊し、職員の方から当時の様子や被災者との関わりを伺い、栃木県での実際の対応を知る貴重な機会となりました。一日目の夜から大型の台風19号が接近し、遠方からの参加者は二日目の昼までで予定を切り上げて帰ることになり、図らずも自然災害への対応を実地に学ぶことにもなり、この二日間の研修を通して災害時支援について参加学生の理解は大きく深まりました。
芳賀青年の家で東日本大震災での避難所運営の状況について真剣に話を聞く学生たち
震災が起こってから何をするかを時系列で具体的に考えるグループワーク