分野融合型萌芽研究



[工学×医学]

肩外転姿勢におけるMRIを用いた肩甲上腕関節の関節軟骨接触領域の計測

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●About

肩運動時における肩甲骨関節窩と上腕骨頭との接触領域を計測することは、肩関節不安定性や亜脱臼の要因を調査する際に、重要な情報を提供する。しかし、従来の研究では、in vitroかCTまたはレントゲン撮影による接触領域の推定であったため、in vivoでかつ両骨の関節軟骨の接触領域を精密に計測されていなかった。そこで、関節軟骨MR画像の輝度値プロファイルから接触領域を判定する方法を用いて、肩外転姿勢における精密な接触領域と接触面積を健常被験者(22~25歳)に対して計測し、外転運動に伴う接触領域の正常な移動および接触面積の推移を確立させる。


●Member

嶋脇  聡 工学部・教授 研究代表者

伊藤 聡志 工学部・教授

森   墾 自治医科大学・教授