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[プレスリリース]イチゴ研究を進める新しい遺伝子解析ツールを公開

 栽培イチゴの迅速な研究開発には、味など商業上重要な形質への理解が求められます。宇都宮大学農学部の卒業生 小田桐明音さん、バイオサイエンス教育研究センターのタグン・チョンプラクン特任助教、黒倉健准教授、鈴木智大准教授、児玉豊教授、深沢嘉紀准教授の研究グループは、栽培イチゴ研究のモデル植物である野生イチゴFragaria vesca(和名:エゾヘビイチゴ)を対象に、研究コミュニティで需要の高かったツールを開発し、複数組織・発生段階にまたがる大規模な遺伝子発現アトラスとして公開しました。本研究では、公開データを統合した高品質RNA-seqデータ (233サンプル、50超の組織・発生段階)を解析し、報告されている36,173遺伝子のうち約99%(36,039遺伝子)での発現を検出しました。これは、本アトラスが包括的なデータであることを示しています。さらに、構造変異(SV)や転移因子(TE)と遺伝子発現の関係を統合的に調べ、SVを含む遺伝子群で発現低下傾向がみられることなどを示しました。DNAの構造変化が、遺伝子の働き方に影響を与えていると分かりました。本成果により、イチゴの遺伝子解析や品質改良などを加速させることが期待されます。

 本研究は、2026年2月5日付けで国際誌PeerJに掲載されました。


プレスリリース全文は、以下のリンクからご覧ください。
プレスリリース

【お問い合わせ】
宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター
深沢 嘉紀 准教授
E-mail: yoshinori.fukasawa※a.utsunomiya-u.ac.jp
(※を半角@に変更してください。)

【関連リンク】
研究者総覧 深沢嘉紀 准教授
バイオサイエンス教育研究センター