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[プレスリリース]ヘム代謝産物ビリルビンの植物内分布の可視化に成功〜蛍光タンパク質を利用したライブイメージングによる解明〜

 岡山大学学術研究院医歯薬学域の石川一也助教(研究当時:宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター特任助教)と宇都宮大学同センターの児玉豊教授は、生きた植物細胞内におけるヘム代謝産物ビリルビンの詳細な分布を蛍光イメージングにより明らかにし、生合成や輸送経路に関する示唆を与えました。本研究成果は生細胞内の代謝産物を細胞小器官レベルで正確に可視化した数少ない例の一つであり、植物では光合成や呼吸に必須なことで知られるヘムの代謝産物に関する新たな生理機能の存在を提唱するものです。
 本研究成果は2月27日付で国際誌Plant and Cell Physiologyに掲載されました。

a 動物と植物の間で異なるヘムからビリルビンが生じる代謝経路。 b 葉緑体の中でも、特にビリルビンのUnaG蛍光シグナルが強かったストロマの顕微鏡写真。自家蛍光(中央)で見える顆粒状の構造体がチラコイドであり、UnaG蛍光(左)は、それとは重ならないストロマで強く見える(右)。


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【お問い合わせ】
バイオサイエンス教育研究センター
教授  児玉 豊
TEL:028-649-5527
E-mail: kodama※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を半角@に変更してください。)

【関連リンク】
研究者総覧 児玉 豊 教授
バイオサイエンス教育研究センター