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[プレスリリース]世界初、宇都宮大学とアルプスアルパインが空中表示/入力デバイス「ステルス空中インターフェース」を共同開発しました

 国立大学法人宇都宮大学(工学部 山本研究室)とアルプスアルパイン株式会社は世界で初めて、再帰性反射技術による映像の空中表示と高感度静電容量検出技術による空中入力操作を同時に実現しつつ、加飾印刷技術を応用したデザイン性に優れるステルスアイコン機能も搭載した、次世代HMI(Human Machine Interface)製品「ステルス空中インターフェース」を共同開発しました。ニューノーマル社会においてユーザーに安全・快適・感動をもたらす、これまでにない新たな非接触操作体験を提供します。本製品は2021年12月1~3日に行われたディスプレイ技術とその関連学術分野の国際会議であるIDW(International Display Workshops)で、宇都宮大とアルプスアルパインによる共同発表を実施しており、ディスプレイ業界の有識者からも高い評価を得ています。今後は市場調査を進めるとともに製品の完成度を高め、まずは25年を目途にエレベータや券売機など公共空間、セキュリティが求められるエリアでの表示/操作部への採用を目指します。

<共同開発の役割>
宇都宮大
・映像の空中表示の制御に関する理論の構築
・学会発表などを通じた技術の信頼性獲得

アルプスアルパイン
・空中インターフェースに最適なハードウェア設計・制御技術の開発
・ユーザーや利用環境に応じた最適なUIおよびシステム制御技術の開発
・商品化および販売

量子もつれ状態が生成の図

詳細はこちら(PDF)をご覧ください。


<山本研究室について>
山本裕紹(工学部基盤工学科情報電子オプティクスコース教授、オプティクス教育研究センター⦅CORE⦆リアルワールド情報光学領域長、ロボティクス・工農技術研究所⦅REAL⦆副所長)を研究主宰者(PI)として、陶山史朗(CORE特任教授)、八杉公基(CORE特任准教授)とともに、光工学分野の教育と研究に取り組みます。空中ディスプレイに関わる基礎から国際標準化を含む社会実装、水中ディスプレイを用いたVR動物学実験、およびこれらへのAIの活用に取り組みます。
詳細はこちら:http://www.yamamotolab.science/

<アルプスアルパインについて>
アルプスアルパインは1948年の創業以来、数多くのFirst 1・Number 1製品を生み出してきた電子部品および車載情報機器メーカーです。
詳細はこちら:https://www.alpsalpine.com

<問合せ先>
国立大学法人宇都宮大学
工学部
山本裕紹 教授
〒321-8585 栃木県宇都宮市陽東7-1-2
E-mail: info※yamamotolab.science
(※を半角@に置き換えてください)