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[イベント]第92回C-Bioセミナー(植物分子農学セミナー)(7/25)

第92回C-Bioセミナー
熱帯作物キャッサバの生産性向上のための分子育種学的な研究および東南アジアにおけるキャッサバの病害虫防除に関する取り組みの紹介

 キャッサバは熱帯・亜熱帯地域で栽培される多年生の低木であり、塊根が収穫対象の作物です。栽培が容易であり不良環境でも生育可能であるため発展途上国の貧困地帯の多くで栽培されています。あまり馴染みのない作物ですが世界全体で栽培面積をみるとイモ作物類の中で最も多く栽培されていて世界8億人の主食となっています。実は日本にもタピオカ粉や加工デンプンとして多く輸入されており食料品や工業品に溶け込んでおり、日本にとっても不可欠な作物です。
 講演者は昨年まで5年間東南アジア(主にベトナム)に滞在してキャッサバの病害虫防除や野外フィールド調査のプロジェクトに参加していました。現在は、最近東南アジアで被害が広がっているキャッサバモザイク病の問題に加えて、実際にキャッサバの栽培圃場を調査する中で気づいた課題を自分なりの方法で解決しようと研究をしています。本講演では、野外フィールドにおけるキャッサバの開花・分枝現象の調査、ゲノム編集技術による有用農業形質の付与、キャッサバモザイク病抵抗性品種開発に向けた技術開発、また自らの経験を交えた国際農業支援活動についてお話しします。

講演者:徳永浩樹博士(理化学研究所 環境資源科学研究センター)

【日 時】2022年7月25日(月) 12時40分~
【場 所】オンライン
【申込サイト】https://docs.google.com/forms/d/1zi30uh_Of6NlVSnlj6FWVqB8gdgIIAqBTfhnWcLXEXA/edit
*申込期限:7月22日(金) 15時

【問合せ】
宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター
Mail:c-bio※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を@に置き換えてください。)
HP:http://c-bio.mine.utsunomiya-u.ac.jp/plant-mol-agric/seminar/

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