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[ニュース]宇都宮大学がTHE大学インパクトランキング2022にランクイン

 現在最も信頼されている世界大学ランキングを毎年公表している英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)は4月28日、SDGsの取組評価にもとづく「THE大学インパクトランキング 2022」を発表し、106ヵ国・地域から1,406大学がランクインしました。そのなかで日本の大学は76大学がランクインし、宇都宮大学は世界で401-600位、国内では同率で27位でした。
 このSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2030年までの国際目標です。SDGsは、持続可能な世界を実現するために17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず先進国も取り組む世界共通の普遍的な目標です。このSDGsの目標は、宇都宮大学の理念と方針のひとつである「持続可能な社会の形成を促す研究を中心に、高水準で特色のある研究を推進します」に共通することもあり、本学ではすでに「SDGs事例集」をホームページで公表しています。
 今回の「THE大学インパクトランキング 2022」はSDGsの17の目標で大学の取り組み状況を評価し、地域社会に根付いた大学の取組に焦点を当て、大学の社会貢献力を重視したランキングとなっています。評価では目標17を必須項目とし、これに評価の高かった3つの目標を合わせて総合評価を行っています。宇都宮大学は目標2「飢餓をゼロに」では世界101‐200位、目標6「安全な水とトイレを世界中に」が同201-300位、目標15「陸の豊かさも守ろう」が同101-200位、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」が同401‐600位、総合評価で401-600位にランクインし、これは日本の大学の中で同率の27位に相当しています。
 宇都宮大学はこのようなランキングに一喜一憂することなく、本学の理念と方針に沿って教育と研究を充実・発展させることが最も大切と考えております。



【参考】THE世界大学ランキング(Times Higher Education)
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings