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[ニュース]「性の多様性」に関する公開シンポを開催しました
宇都宮大学では2月10日、「いろいろな性 いろいろな生き方 ~ 多様なセクシュアリティと人権 ~」をテーマに公開シンポジウム(男女共同参画推進室主催)を開催した。
最初に、埼玉大学基盤教育センターの渡辺大輔准教授が「性の多様性の基礎知識と教育での位置づけ」をテーマに講演し、性別役割に関する思い込みが社会や家庭などに根強く存在すると指摘し、性の多様性について理解を求めた。続いてダイビーノン代表の飯田亮瑠氏が、自身の性別に関する葛藤の体験をもとに、性的少数者への偏見を解消する必要性を講演した。その後のパネルディスカッションでは、性の多様性の理解を進めるためにはどのような取組みが必要か、私たちができることは何か、などについて熱心な議論が交わされた。
学内外から約100名の参加があり、多様な性への関心の高さが伺えたと同時に、個々人が内なる偏見を捨て、誰もが社会で孤立することなく共生できる社会づくりを目指して、今後も学習会や啓発活動を継続していくことの重要性を再確認できたシンポジウムであった。
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「性の多様性の基礎知識と教育での位置づけ」 渡辺大輔氏
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「多様な性のあり方と人権」 飯田亮瑠氏
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