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本学工学部3年松山大介さんがレオパレス21主催「平屋設計コンテスト」において優秀賞を受賞しました

2015年12月に実施された株式会社レオパレス21主催「平屋設計コンテスト」において、本学工学部建設学科建築学コース3年(受賞時)の松山大介さんが優秀賞を受賞しました。
このコンテストは不動産賃貸を主な事業としているレオパレス21が、高齢化社会にやさしい平屋建ての住宅のアイディアを募集したコンテストで、応募対象は学生に限らず社会人を含む一般が対象であり全応募件数は138件。入賞者には設計事務所の所員や建設業・建築業関係の会社員もおり、今回松山さんが実務者に混じり優秀賞を受賞し全体のベスト4に入りました。
今回松山さんが制作したのは「庭を囲む家」というタイトルの作品。全体の設計コンセプトは「常に家族がふれあえる、心のバリアフリーの実現」。住宅のどこにいても、中庭を介して家族がお互いの顔を見ることができ、常に一緒に暮らす人の気配を感じることができる家ということです。松山さんは高齢化社会が進む現代において、他者との関係性が希薄になっていることを問題視し、特に家族・夫婦間でも会話が減り孤立化が進んでいる現状に危機感をいだいていました。今回の設計にあたっては、このような意識からの「家族内コミュニケーションを促す」ことを中心に据えましたとのことでした。
松山さんに、建築学を学んでいく上で特に意識している点について聞いたところ、「普段大学で設計の仕方・構造検討・空調設備など建築の基礎をしっかり学ぶのはもちろんですが、どうすればクライアントや第三者に自分の想像した空間や場の雰囲気を伝えることができるか考え、デザインやプレゼンの手法も独学で勉強してきました」とと話してくれました。こういった日々の努力が今回の 受賞につながったのでしょう。
最後に松山さんは「今まで積み重ねてきたことをコンテストという学外のフィールドで評価していただいたのはとても嬉しいです。今後もさらなるステップアップのため努力していきます」と受賞の喜びと抱負を話してくれました。松山さんの今後のさらなる活躍に期待しております。
UUプラザにて受賞作品のコンセプトを説明(右:松山さん 左:杉山博子(本学企画広報課職員))