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被災地と大学との交流から始める「復幸再美」プロジェクトを実施しました

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宇都宮大学では、被災地の復興支援の一環として農業環境工学科の学生および教員の計18名が、宮城県東松島市の被災農地における津波堆積物の調査と、農業用排水路の水質測定調査を実施いたしました。

 
現場入りに先立ち、現地の被災状況に関するミニシンポジウムを2013年1月15日に開催し、現地の被災状況や復旧・復興に関する課題について予習を行いました。その成果もあり、2月15日に現地入りした際には、円滑にボランティア活動に着手することができました。
 
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現地到着後、地震発生時における避難場所や避難方法を参加者全員で確認した後に、ボランティア活動に取りかかりました。
 
津波被害を受けた約100haの農地を3ブロックにわけ、津波堆積物の計測や水質測定を各ブロックの担当グループが調査しました。農地を掘り起こして行う土砂堆積厚の計測や、農業用排水路を流下する水の電気伝導度測定など、大学で習得した専門知識をフルに発揮した調査活動を展開することができました。
 
 
 
ボランティア活動を通じて、現場の課題解決に工学系の知識が不可欠であることや、学生諸君が自身のキャリアデザインを考える良い機会になりました。
 
なお本活動の実施に際しては、宮城県東部地方振興事務所ならびに地元農家の方々から多大な協力を頂きました。
記して御礼いたします。
 
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