職員募集案内(2023年度版)

学長からのメッセージ

 宇都宮大学は、栃木県唯一の国立総合大学として、地域の知の拠点、地域活性化のエンジンとなることをミッションとし、未来を担う人材の育成と持続可能な社会に資する研究を進めています。国立大学法人の第4期中期目標中期計画期間を迎えるにあたり、学生、保護者、教職員はもとより、自治体、経済界、産業界、教育界、そして地域の方々等、本学の多様なステークホルダーからの信頼と期待に応える大学として、学長の適切なリーダーシップのもと、ビジョンの具体化、風通しの良い運営、働きがいのある環境、等を整え、教職学協働体制、全構成員による当事者意識とビジョンの共有、理解のもと、地域、社会との共創をいっそう進める、さらなる進化に取組んでいます。
 また、本学では、3C精神(Challenge:主体的に挑戦する、Change:自らを変える、Contribution:広く社会に貢献する)を大切にしてきました。これに、3Cアクション(Connect:主体的に社会と繋がり、Commit:責任を持って社会に関与し、Collaborate:多面的に社会と協働する)を加え、社会との繋がりをより大切にしながら、well-being社会の実現に貢献し、成長し続ける組織となることを目指しています。
 本学は、地域から信頼され、期待され、選ばれ、愛される大学になるべく、努力を続けています。このような本学の方針のもと、ともに働きたいと思われる方々を募集しています。
 是非、一緒に働きましょう!

宇大スピリット=「3C精神 +3Cアクション」





主な職務内容

大学職員の仕事は以下のように多岐にわたるため、多種多様な業務を経験することができます。



キャリアパス

○人事異動
若手職員は概ね2~3年で人事異動を行い、幅広く経験を積めるようにしています。

○昇任試験について
職員一人ひとりの能力、特に責任ある係長以上の役割は重要となってきており、本学では昇任試験制度を行っています。試験に合格すれば、最短で概ね下図のような流れになります。自身のキャリア形成の上で、どの時点で昇任を目指すのか自ら計画することができます。生涯のキャリアプランや、家庭生活等を考慮した上で昇任時期を選択することもできます。

○他機関との人事交流
幅広い視野を持った職員の育成と資質向上を図ることを目的とし、他機関との人事交流 (出向)の機会を設けています。本学に復帰後は、その機関での実務により得た経験と知識が活かせるような部署に配置します。
人事交流先:文部科学省、国立大学協会、日本学術振興会、大学改革支援・学位授与機構等





キャリアサポート

各種研修や若手を支える制度が、あなたの「やる気」を「成長」に。



外部機関出向経験者の声
【学生支援課留学生・国際交流室 係長 平成20年4月採用】

現在の仕事内容について教えてください。
 外国人留学生に係る案件を主に担当しています。中でもメインとなるのは交換留学生の受入れで、年に2回、海外協定校へ募集通知を発出することから始まり、申請書類の受理、各学部・研究科への受入れ依頼、入学許可書の発行、在留資格認定証明書の交付申請など、留学生が渡日するまでの一連の業務を行います。もちろん、実際に渡日した後の留学生活のサポートも大切な仕事です。その他の業務としては、私費留学生を対象とした各種奨学金やチューターに関する諸手続きなどがあります。また、今後は、大学の世界展開力強化事業やTHEインパクトランキングに係る業務にも携わる予定です。

出向を希望した理由を教えてください。
 他機関への出向は、自分の視野を広げる良い機会だと思ったからです。私が国立大学協会(以下、国大協)への出向を打診されたのは、良くも悪くも宇大にすっかり慣れ、ともすれば「宇大の中でどのように仕事をこなしていけばよいか」という点に目が向きがちになっていた頃でした。それでも頭の中に「大学が直面している、より大きな課題を意識して仕事をしなければまずい」という意識はありましたので、国大協で、日本の高等教育の現状と日々向き合いながら仕事をするのは、自分にとって大きなプラスになると考え、出向を決意しました。

出向した感想、出向して良かった点を教えてください。
 国大協では、全国立大学に関わる幅広い業務を、スピード感をもって、しかも少人数で捌いていくことが求められます。業務の性質も進め方も大学とは大きく異なる上に、個々の職員が担う責任も大きく、プレッシャーもありましたが、国立大学全体としての方向性の検討・決定のプロセスに関わることのできた2年間は、とても貴重な経験となりました。一国立大学の職員の立場では経験できないことも多く、期待以上に多くを学ばせていただけたので、思い切って出向したのは正解だったと感じています。また、国大協事務局の職員の大半は、日本全国の国立大学からの出向者です。私より若いけれど優秀な同僚や、経験豊富な上司と過ごす中で、大学職員としてどうありたいか、自分を見つめ直すきっかけをもらえたことも、出向で得られた大切な気づきでした。

今後のキャリアプランを教えてください。
 さまざまな変化に適切に対処できる職員になりたいと考えています。世界的に見ても、大学を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、従来のやり方では対処しきれない課題が今後さらに増えていくと思われます。国大協で身に付けたスキル、特に国内外の高等教育に関する最新動向の情報収集方法と、自大学の慣例や常識に縛られ過ぎないという意識を今後も忘れずに、大学職員として知っておくべき情報をリアルタイムでキャッチし、さまざまな課題に対してどのように対応していくのがベストなのかを考え、行動に移していける人材を目指しています。



研修受講経験者の声
【陽東学務課 係員 平成29年4月採用】

宇大未来塾を受講したきっかけを教えてください。
 宇都宮大学に就職してから3年半が経ち、良くも悪くも大学事務の職務に慣れてきた頃に宇大未来塾研修のお知らせを目にしました。ほとんどの業種で同じことが言えると思いますが、業務に慣れると職務遂行能力が上がる半面、思考回路が偏り柔軟な発想をしづらくなってしまいます。そこで、普段とは違う視点から物事のとらえ方を学び、また普段の業務では触れ合えないような他業種の講師の方々や受講生の方々と交流することで凝り固まってきた頭を柔らかくしたいと思い、宇大未来塾研修に応募しました。

宇大未来塾を通して学んだこと、受講してよかったことを教えてください。
 先述のとおり広範な視野を学ぶことができたことや、アグレッシブな講師や受講生の方々と交流しモチベーションを高められたことは非常に有意義であったと感じています。また、単純に講義が面白かったです。講義の内容はこちらの好奇心を刺激するような内容が多く、ところどころで豆知識コーナーやブレイクタイムが挟まり、飽きることがありませんでした。やはり実業家の先生方のパワーポイントの使い方が非常に上手で、そんなところも参考になりました。そんな講義を受け、久々に学生時代を思い出しました。サービス・案内・講義を「提供する側」として忘れがちな「受ける側」の気持ちを思い出すことができたのは意外と大きな収穫であったと思います。今後、学生さんたちと接するにあたりこの気持ちは忘れないようにしたいです。

宇大の研修制度の魅力を教えてください。
 研修の中身もさることながら、研修を受けている受講生の方々と交流する機会を大切にしてくれています。研修の内外で受講生どうしのコミュニケーションをとることも重視され、インフォーマルな関係を築くきっかけを提供してくれるため、研修で培った知識以外の面でも仕事がしやすくなります。研修の実施頻度も、繁忙期の実施は避け、数日間で集中的に実施したり、週一で受講者に無理のない時間での開講としたり、業務への負担感が少なくなる程度になるよう考えられています。





職員インタビュー(事務)

管理職インタビュー
【戦略企画室長 昭和60年4月採用】

組織を動かすうえで難しいこと、心がけていることを教えてください。
 組織は人で動いていますので、組織内の各人が、今居る組織がどういう役割を担うのか共通認識を持つことが重要だと思っています。組織が役割を果たすために全体のベクトルをどう合わせるかが難しいことであり、心がけるべきことだと考えています。

これまでに関わった業務のなかで大きく成長できた経験を教えてください。
 大学の業務は、企画、評価、総務、財務、学務など多岐にわたり、これらの業務を一通り経験したことで視野が広がったと思います。これによって、今の全学の目標・計画や実績を取りまとめる業務に役立っています。また、1990年代後半から急速に始まった業務のIT化によってさまざまな業務システムが導入され、各種アプリケーションを活用した業務が不可欠となりました。これらに対応するために身に付いたITスキルは、その後の業務に大きく役立ちました。

一緒に働きたい人材を教えてください。
 今の業務に満足せず、常に見直しや改善、新たな取組を考える前向きな人と一緒に働きたいと思っています。また、社会的なDX推進の流れの中で、大学の最大の役割である教育も今後ますますデジタル化が進むと考えられます。これによって職員の働き方も大きく変わる日が来るかも知れません。こう言った変化に順応するしなやかな感覚を持った人が必要になると思っています。

これまでのキャリアを振り返った宇大での働き方を教えてください。
 繰り返しになりますが、大学の業務は多岐にわたり、宇都宮大学では数年ごとに別な業務を経験できるような人員配置を行っています。先ずは配属になった組織の役割を理解したうえで積極的に業務を行って知識を身に付けていって欲しいと思います。同時に、職員同士や、教員、学生、学外の関係者などさまざまな人達と接することで多様な人間関係を育み、それらを糧にキャリアアップを図っていって欲しいと思います。また、宇都宮大学には職員昇任試験制度がありますので、これを利用して次なるステップアップにも積極的にチャレンジして欲しいと思います。

職員インタビュー
【広報室 係長 平成15年10月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 広報室で、大学の情報や魅力を発信しています。具体的には、HPやSNSによる情報発信、マスコミへの情報発信、動画や広報誌の作成などが広報の主な業務です。広報担当者というと、表に立つイメージがあるかもしれませんが、大学の人財や活動、環境などの魅力を引き出す役割を果たすことを日頃から心掛けています。宇大では、約5000人の学生が学び、約600人の教職員が教育や研究に携わっています。学生たちの日々の生活や教員の研究活動は地道なものですが、当たり前の毎日の中に真摯に取り組む姿や新しい価値を生み出そうとする姿があり、そこに大学の魅力があると考え、多くの方にその姿を伝えたいと業務に取り組んでいます。どのような手段で、またどのような切り口でその魅力を伝えるのか、頭を悩ませてばかりですが、広報の仕事は形になり残っていく仕事でもあります。学内外の方の協力を得ながら、動画や広報誌、広告等を完成させた時の喜びは大きいです。また、広報の仕事は、取材活動を通して、多くの学生や卒業生、教職員たちに出会う機会があります。その方たちの言葉や考え方、経験や個性に触れることで、彼らの土台を育んだ宇大の魅力を感じることがあります。そういった経験が大学への愛着に繋がり、私の仕事への原動力にもなっています。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 職員の研修の一環で、学生たちの海外英語研修プログラムに参加しました。マレーシアのサラワク大学に1週間(学生たちは2週間)滞在し、学生たちと共に授業やアクティビティに参加しました。大学内にある学生寮に滞在し、週末は地域の歴史を伝承する施設でキャンプをしたり、社会人になってからはなかなかできない経験をさせていただきました。自分の英語学修や、海外の大学を知れたことも大きい経験でしたが、何よりも宇大生が目の前で日に日に成長していく場面に立ち会えたことが職員として良い経験となりました。宇大生たちが、笑顔で一生懸命英語と身振りでコミュニケーションを取り、違う文化や背景を持つ多民族の学生たちと人間関係を築いていく姿は、人としてまさに成長し、経験を得ている瞬間でした。大学で働くことの意義を改めて実感する経験になりました。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 新しいことにチャレンジできる環境があることです。現在、宇大が開発したお米「ゆうだい21」を広く知っていただくため、「ゆうだい21認知度向上プロジェクト」を実施しています。ゆうだい21は、各地で開催されているお米の食味コンテストで上位にランキングするなど、近年注目を集めているお米です。大学が開発したお米の美味しさを広めることはもちろん、お米を通して大学の魅力を知ってもらい、大学のブランディングに寄与することを目的として、プロジェクトを実施しています。現在進行形で進めているプロジェクトですが、多くの方に宇大が開発した「ゆうだい21」を知ってもらえるよう取り組みたいと思います。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 大学で働くことにどのような意義を見出しますか?時代の移り変わりとともに「大学」の定義も取り巻く環境も変わっています。大学職員の仕事は多岐にわたり、時に専門性を身に付けたり、時代に適した変化を選択していく必要があります。どの部署に所属したとしても、それぞれが考える「大学で働くことの意義」を軸に持てば、その都度前向きに自分の役割を全うできるのではないかと思います。働く場所を選択することは、自分の価値観を見つめる時間にもなると思います。さまざまな職場を知っていく中で自分を見つめ、自分らしい選択ができることを祈っています。



職員インタビュー
【財務課 係員 平成27年4月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 大学運営に必要な予算を管理する仕事をしています。具体的には、概算要求や学内予算編成、執行状況の把握、決算整理、財務会計システムの各種登録業務を担当しています。また、文部科学省等からの照会の対応も業務の一つです。 大学運営を支える土台・基盤としての役割にやりがいを感じるとともに、責任の重さに気を引き締めて励んでいます。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 異動では、従事する業務が大きく変わることがあります。私自身、最初は不安でしたが、課内の人間関係にも恵まれ、初めての業務を無事に終えられたときの達成感はひとしおでした。一見関係がなさそうに思われるこれまでの業務と現在の業務をつなげて捉えることで、より深く理解できるという気づきは私にとって大きなものでした。その積み重ねを大切に、日々、自身の業務と向き合っています。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 宇都宮大学には、中規模大学ゆえに、教職員どうし、顔がわかる関係をより早く構築できる、という長所があります。加えて、宇都宮大学ならではの特徴として、フランス式庭園や、登録有形文化財(建造物)に登録されている峰ヶ丘講堂など、歴史的価値の保存のみならず、四季折々の風景に癒やされる空間が維持されています。また、都心からのアクセスの良さも魅力の一つです。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 ひとえに国立大学といっても、学部・研究科や特色・特徴が異なるように、大学が抱える事情もさまざまです。特にコロナ禍においては、これまでに経験したことのない日々を今後の糧にできるよう、執行部・教職員一体となって日々奮闘しています。学生として過ごす大学とは一味違う、職員という立場で、宇都宮大学とともに歩んでみませんか?



職員インタビュー
【研究協力・産学連携課 係員 平成31年4月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 主に、国・自治体や民間企業等からの受託研究・共同研究等に関する事務を担当しています。相手先や先生方と連携をとりながら、契約締結から研究費の管理、相手先への報告などを行います。大学が持つ研究機関としての役割を支援するための大変やりがいのある業務だと感じています。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 1年目の頃に、現在の大学院地域創生科学研究科博士後期課程の設置に携わる業務を担当していました。2年目からは他部局に異動になってしまったので最後まで関わることはできませんでしたが、滅多にできる業務ではないため、貴重な経験を積ませていただいたと思います。設置が認められたときはとても嬉しかったです。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 中規模大学ならではの、教職員同士の距離の近さがやはり魅力的です。周りには気兼ねなく相談することができる人たちが多く、働きやすい環境だと感じています。また、宇都宮大学には5学部、さまざまな分野の研究に携わる先生方がいます。日々の関わりの中でそうした研究のお話を伺うことができるのがとても貴重な経験だと思っています。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 大学職員の業務は多岐にわたりますが、そのぶんさまざまな経験をすることができるのが魅力です。宇都宮大学では、教職員が一体となってより良い大学づくりのために日々取り組んでいます。宇都宮大学の一員として、一緒に大学を盛り上げていけるのを楽しみにしています。



職員インタビュー
【陽東学務課 係長 平成18年9月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 現在は地域デザイン科学部の教務に関する業務を行っており、入学から卒業まで充実した学生生活を送れるよう生活面をサポートしています。 自分のアイデアや業務に対する考えを教員側に発信でき、業務の成果を実感できるということが、やりがいに繋がります。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 コロナが流行する前、学長とのランチタイムというイベントがありました。学長室で一緒に弁当を食べながら、さまざまなことを自由に話す場を提供いただきました。学長の配慮で、同僚など上下関係のない職員のみで参加でき、自分を着飾る必要がなく、自分の本心に基づく意見や考え、現場の感覚というものを学長と共有できたというのは、とても貴重な経験となりました。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 宇大の魅力は、業務の自由度が高く、業務改善や効率化など、自由に設計することができ、業務を一任してもらえるところです。自由に仕事ができるということは、一番ストレスフリーだと実感できる部分です。また、係員であっても、大学の執行部とコミュニケーションがとれる距離で仕事をする職場であり、現場の実態や考え、アイデア等にも直接耳を傾け、大学全体をマネジメントしているところが特長かと思います。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 志願者のみなさんは、本学以外にも、恐らく他の大学、公的機関等の志願も検討していると思います。そして、どの機関も甲乙つけ難いくらい魅力的に見えることでしょう。しかし、事務職である限り、どこの機関であっても業務は似ています。大切なのは、楽しい時間を過ごせるかどうかだと思います。業務を遂行するにあたり、やらされたと感じるか、自分でやり遂げたと感じるかでは楽しさが異なります。本学は後者であると感じています。今後、どのような生活を送りたいか、居住地、勤務地、休日出勤や残業、育児等の私生活を含め、人生設計を十分に考え目先の魅力だけにとらわれずに、就職先を検討いただければと思います。本学に就職の際は、ともに仕事を通じ今後の人生の生活時間の大半を占める仕事時間を楽しく過ごせればと思います。



職員インタビュー
【大学教育推進支援室】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 私たちは学部生・大学院生の就職活動や将来に向けたキャリア形成を支援する「キャリアセンター」として、就職ガイダンスの企画運営や進路状況調査・集計を担当しています。また、学生からの将来に向けた学生生活を送るための進路相談や、就職活動への不安等の相談も受け付けています。学生の相談は多種多様で、一人ひとり悩みどころが異なります。中には非常に困難な相談もありますが、学生に寄り添い、学生が望む結果を得て卒業できるように支援しています。卒業の際に笑顔で「ありがとうございました!」と言葉をもらえたときはとても嬉しく、やりがいを感じます。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 就職支援業務の1つに模擬面接があり、臨場感を出すために学生からエントリーシートを事前に提出してもらい、それを基に職員が事前に質問内容を考え面接を行っています。その際、質問内容がぼやけてしまわないように職員側も企業について研究し、質問内容を考えることに力を注いでいました。ある時、民間企業志望の学生と模擬面接を実施しました。学生は2回目の模擬面接でしたが用意した質問にうまく答えることができませんでした。しかし、その後学生から、本番の面接試験で模擬面接で練習した質問を受け、おかげでうまく答えることができたと報告に来てくれたことがありました。最終面接試験だったそうです。学生は、見事希望していた企業へ就職しました。実際こんなこともあるものだと、より一層我々も業界・企業を知らなければと思った出来事です。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 職場環境の良さが大きな魅力です。概ね2~3年ごとに異動があるため、教職員同士知り合いになる機会が多く、異動後も互いにサポートしあえる環境にあります。また、産休・育休等、ワークライフバランスに対応するための各種制度が整えられており、安心して長く働き続けることができるという点も魅力的だと思います。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 初めて挑戦する仕事や慣れない作業もありますが、先輩方が必ずサポートをしてくれますので、安心して業務を進めることが出来ます。また、さまざまなスキルを持った教職員と働ける環境は大変刺激的です。自分自身の経験やスキルを活かしながら、さらに新たな分野に挑戦していける職場だと思います。是非一緒に宇都宮大学を盛り上げていきましょう!



職員インタビュー
【大学教育推進支援室 主任 平成26年1月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 基盤教育の教務を担当しています。基盤教育で展開されている授業が毎学期支障なく行われるよう、教員と学生をサポートする仕事です。大学職員の仕事でいうところの「学生支援系」にあたりますので、皆さんの大学生活に登場した「事務の人」のイメージに近いかもしれません。例えば事務室の窓口で履修登録についての質問に対応したり、学生向けのポータルサイト上で休講や教室変更を周知したり・・・学生対応の一方で、授業を実施する教員とのやりとりも非常に多いです。英語科目を担当している英語ネイティブスピーカーの先生には英語で対応することもあります。 私自身は誰かの役に立つことでやりがいを実感しますので、学生や教員等、その人のために最善を考えて行動するという現在の仕事は自分に合っていると思います。ただ「学生」「教員」と一括りにしても実際は一人一人異なる個人ですので、例えば全学部の学生が見ることになる基盤教育科目の授業時間表を作成するときは、誰が見てもわかりやすい授業時間表になることを目指して試行錯誤を重ねていけるところもおもしろさの一つです。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 留学生・国際交流課に在籍していたとき、交換留学の派遣に係る業務を担当していたので、留学に興味のある学生からの相談に対応することがよくありました。その当時は文部科学省の官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~が始まったばかりの頃で、留学のことでよく相談に来ていた学生が応募を考えているとのことだったので、事務職員の私としても手探りの部分が多かったのですが、学生と一緒に悩みながら応募手続きをサポートしました。その学生の採用通知を見たときはとてもうれしかったですし、留学中や帰国後もトビタテ生として活躍する様子に元気をもらいました。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 大学全体としての規模感や教職員同士の距離感が程よく、仕事を進めやすいところです。他部署で働く職員にも簡単に会いに行けます。また、学長や理事という役職名からは雲の上の存在のような印象を受けるかもしれませんが、宇大では全くそんなことはありません。 私が宇大で特に好きなところは、四季折々の自然を感じることができるキャンパスです。ホームページに掲載されている「樹木マップ」によると、様々な種類の樹木が植えられていることがわかります。こんなに緑の多い環境で働ける職場もあまりないのではないでしょうか。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 私は宇大に採用される前は県外の企業で働いていましたが、10年前に自分自身の人生設計を考える中で転職を決意し、宇大に出会い、その後2度の産休・育休を経て今に至ります。仕事と家族、どちらともしっかり向き合える日々が今あるのは10年前の決断があったからであり、あのとき宇大を選んでよかったと思っています。 皆さん、就職先を考えるにあたってはいろいろと悩むことも多いと思いますが、ご自身にとって大切なことは何か、それを譲らずにご検討いただいた結果が宇都宮大学であれば嬉しいです。



職員インタビュー
【アドミッションセンター事務室 係長 平成22年4月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 学部入試の中で主に大学入学共通テストや一般選抜に関する業務を担当しています。これらの試験はいずれも世間で関心が高く、試験当日の緊張感、ミスが認められないといったプレッシャーは非常に大きいですが、それに比例して、試験が無事に終了したときの安堵感も大きいです。入試というと冬のイメージが強いかと思いますが、大学入学共通テストや一般選抜の場合、実際には春夏から準備が始まり、それらが1つ1つ積み重なって試験当日、そして合格発表へと繋がります。合格を目指す受験生と同様に、我々も1年間を通して戦い抜くといった感じですね。春になり新入生がキャンパスに来た光景を見ると、それまでの1年間にやってきた結果を実感することができます。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 おそらく二度と直面することがないと思う経験として、学生の語学留学(米国・南イリノイ大学、SIU)への引率業務を、通常業務(入試課(当時)係員)と並行して担当していたことがあります。当時、大学が公式に語学留学を企画し参加者を募集する初めての機会であったとともに、当時参加した1年生は私が初めて入試を担当し入学してきた子たちでもありました。そんな背景から、関係していたヒト・モノ・コトには特に思い入れがあります。当時大変だったのは、全く異なる業務を同時にもつことよりも、私自身に留学経験がない中で留学ビザ取得補助や引率業務を行うことでした。先述のように大学でも初めての企画であったことから、まさに暗中模索であったとともに、途中途中で調整が難航し、参加学生には多くの迷惑をかけてしまいました。 最後、語学留学期間中に私も現地に出張し、言葉・文化の面だけでなく、日本とは異なるキャンパス内、キャンパス周辺の雰囲気、本学学生とSIU学生が交流する様子などを1つ1つ目の当たりにして、公的には企画を完結した場面に同席できて安堵したとともに、この業務を通じて私個人としても得るものが大きいと感じた一件でもありました。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 学生・教員・職員間の距離が近いことです。入試広報的には「教員1人あたりの学生数が少ない」「学生と教員との距離が近い」といった表現をしたりしますが、このことは職員についても言えると思います。教員・職員間でいうと、私は最初に農学部に配属となり、日常的に教員と連絡調整・コミュニケーションをとる立場にありました。単に顔を覚えてもらうだけでなく、最初は仕事に不慣れで、時には失敗をしながらもその都度フォローをいただき、それらを積み重ねて教員との「近い」距離感を得ることができました。異動して業務が変わっても教員との「近い」距離感は非常に重要であり、現在もその「近い」距離感で仕事ができていると感じています。 また、学生・職員間でいうと、先述の語学留学で最も実感しました。SIUへの出張のとき、私は業務の都合上遅れて現地入りしており、既に学生同士、学生・教員間で良い雰囲気ができていたにもかかわらず温かく迎え入れてくれ、学生の若い勢いに押されながらも、気づけば私もその雰囲気に入れて(飲み込まれて)いました。現地では事務職員は私だけだったにもかかわらず、孤独感が全くなかったのはその「近い」距離感のおかげであったとも思います。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 宇都宮大学は、特長的な教育研究や多くの地域貢献を行っており、また、時代の変化に即して日々進化(深化)し続けています。それ故に、それらを支える業務も多種多様です。多種多様な経験は、大学や地域への貢献だけでなく、やがて自身に還り人間としての成長材料にもなります。皆さまとご一緒できる日を楽しみにしております。



若手職員インタビュー
(宇都宮大学の魅力とは)

宇都宮大学に入職した理由を教えてください。
Kさん:私は転職者なのですが、転職活動の中で社会に出る前の大切な時期を過ごす、学生を支える仕事がしたいと思い大学職員に興味を持ちました。私自身授業や研究、部活動、アルバイト等さまざまな経験を積むことができ充実した大学生活を過ごすことができたのですが、その中で大学職員の方にもたくさんお世話になりました。今度は自分がその立場にまわって学生を支えたいと思い大学職員を志望しました。私は栃木県出身ではなく就職とともに栃木県に来たのですが、県内唯一の国立大学として存在感を感じており、宇都宮大学に興味を持ちました。更に説明会等に参加するなかで、職員・教員・学生の距離が近いアットホームな大学であると感じ、また緑豊かなキャンパスの雰囲気がとても魅力的だったので、是非宇都宮大学で働きたいと思い志望しました。

Mさん:私は公務員や団体職員等さまざまな職種を見ていたのですが、学生生活を送る中で大学という学術的な分野に携わることができる環境に魅力を感じていて、就職してからもそういう世界にいられることはとても素敵だなと感じ、大学職員を目指すようになりました。地元の国立大学ということで小さいころから身近な存在でしたので宇都宮大学を志望しました。

Kさん:私も大学という環境はとても魅力的だと思います。学生時代研究活動に力を入れており、研究者の道を志したこともありました。最終的には企業に就職という道を選んだのですが、研究者とは違った立場にはなりますが研究活動に貢献できる環境で仕事ができることはとても魅力に感じます。前職では利益を追求する環境にいたのですが、そうではなく学生の未来や社会の発展のために仕事ができる環境も良いですね。

Sさん:私もそう思います。私は人を支えたいという気持ちが強かったのですが、大学ではより相手と近い距離で関わることができると思い大学職員を目指しました。また、キャリア教育や入試といった大学職員ならではの業務もあり、いろいろな業務を経験できることも魅力だと思います。

Mさん:私も距離の近さは感じています。大学職員は学生さんや教員の方・地域の方などステークホルダーとFace to Faceで関わることができるのでとても魅力に感じます。なかでも宇都宮大学は中規模大学ということもあり本当に人と人の距離が近いなと感じています。

Kさん:直接「ありがとう」と言ってもらえたり、自分の頑張ったことが自分の近い場所で反映される宇大の環境はとてもやりがいに感じますよね。


宇都宮大学に入職して感じたこと・ギャップを教えてください。
Mさん:入職するまで大学職員は学生対応のイメージが強かったのですが、他の国立大学とのやりとりや、文部科学省・国立大学協会や他の外部機関と関わる機会も多く、業務のスケールが大きいと感じました。また、現在私は入試関係の業務に携わっているのですが、「入試イコール冬」のイメージがあり、どのような業務を冬以外の時期に行っているのか疑問に思っていました。実際働いてみると1年中さまざまな入試が実施されており、オープンキャンパスなど入試関係の業務がたくさんあることに驚きました。

Sさん:普段は具体的にどのような業務を行っているのですか。

Mさん:普段は一般選抜入試関係の業務を行っていますが、今年は勉強のために入試広報や大学院入試の業務も担当しています。大変なこともありますが、周りの先輩方が丁寧にフォローしてくださるので日々助けられています。

Kさん:私は事務職員というと定形業務が多いイメージがありました。でも実際働いてみると自分で考えて企画を立案したり対応方法を検討したりという業務も多く、やりがいにつながると感じました。

Tさん:確かに定形業務のイメージはあると思います。我々のような大学職員は決まりの中で仕事をする機会が多いですが、私はその決まりの中でも現場の裁量があると思っています。ある程度の決まりはありつつもその中で現場に応じた対応が求められる、その裁量を決めていき、より良い仕事をすることに大学職員として働くおもしろさがあるようにも感じます。

Sさん:私は最近部署異動があったのですが、同じ大学職員であっても関わる業務が変われば働き方も大きく変わると感じました。以前は財務関係の部署にいたのですがそこでは月単位での業務が大半でした。現在は大学院関係の業務に携わっているのですが、そこでは年単位での業務が多くあります。前の部署で当たり前だったことがそうでなかったりすることやその逆もあったりするので、経験あるのみだと感じています。

Tさん:私は前の部署で学部の総務の業務をおこなっていました。そのなかで実際に現場で働かれている教員と職員の違いというか、同じフィールドにいない両者が協力し合う大変さを感じました。スピード感や普段関わっている業務ももちろん異なるので、密な連携、特に普段のコミュニケーションや、丁寧に説明する力が必要だと感じました。

宇都宮大学の魅力を教えてください。
Tさん:職員同士の距離の近さだと感じています。みんな仲が良くて距離が近い。この組織での仕事には、例えば「営業成績」のような個々の職員間の競争ではなく良好な人間関係のもとスムーズに業務を進めることが1番大切だと思っています。そうなると、職員同士の距離の近さはメリットしかないと思っています。困っているときに周りの職員が自分のことのように一緒に考えてくれる、そのような環境はとても魅力的だと感じています。

Sさん:確かにここの職員のみなさんはわからないことがあっても一緒に答えを探してくれますよね。私自身新卒で本学に入職したのですが、まわりの方にたくさん助けていただきました。このような環境だったからこそ私自身も長く働き続けたいと感じましたし、後輩にも自分がしてもらったことを還元していきたいと思います。

Mさん:私も職員を育てる風土があると感じています。メンター制度も含めて支えられているなと感じます。私も新卒で入職し社会人になることが不安だったのですが、話しやすい先輩がいたりたくさんのことを経験できる環境があることはとても魅力的だと思いました。

注)メンター制度とは部署が異なる先輩職員(メンター)が、新規採用職員(メンティー)の仕事上又は生活上の不安や悩みについて相談を受け、助言・指導することにより、メンティーの成長をサポートしていくとともに、業務や組織へのスムーズな導入と定着を図る本学の制度です。




出演職員紹介 左から
Sさん:峰キャンパス事務部所属 2020年4月入職
Kさん:総務課所属 2022年3月入職
Mさん:アドミッションセンター事務室所属 2022年4月入職
Tさん:広報室所属 2017年4月入職



職員インタビュー(技術)

職員インタビュー
【教室系技術職員 機械系 昭和55年5月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 機械システム工学コース2年生の実習を担当しています。実習以外の時間は教員、各研究室の学生からの相談や依頼を受けて装置や部品、試料などの製作、工作機械を安全に使用するための講習会なども行っています。また、工作機械の保守管理も重要な仕事です。やりがいを特に感じるのは研究支援及び学生支援を行うときです。研究支援の面では、依頼者から依頼を受けて装置等を作成する際に図面から検討を行うのですが、時には複雑かつ難解なものになることもあります。しかしそれを形にでき、かつその部品や装置が機能し良好な実験結果が得られたときにやりがいを感じます。教育支援の面では、日ごろ接する中で成長していく学生の姿を見ていると、仕事のやりがいを感じます。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 課外活動で加工について相談を受け、指導をした学生が卒業式に「お世話になりました。ありがとうございました。」とあいさつに来てくれたことです。この学生たちは大会に出場するにあたり、何日も夜遅くまで作業をしていました。目標にしていた順位には届かず悔しい経験をしましたが、学生時代だからできた学びを活かし、社会人として活躍されています。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 人間関係がよく働きやすい職場だと思います。職員同士のコミュニケーションをとる機会も多く、意思疎通や、信頼関係を築きやすい職場になっています。例えば、私が新人の頃は先輩の下で一から指導していただきました。当時は穴あけ(金属加工)の位置を間違えたり、切削工具を破損させたりと失敗ばかりでしたが、原因を一緒に考えてくださったり、的確なアドバイスをしていただいたりと、いつも先輩方は丁寧に指導してくださいました。多くの場面で先輩方に助けていただいたことを記憶しています。技術職の場合、異動が多くはないので、自身の専門性を深く探究することができることも一つの魅力だと感じます。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 大学の職員と言っても仕事はさまざまです。事務職員、私のような技術職員、共に未来を担う学生の手助けをする大切かつやりがいのある仕事です。この職場には助け合える仲間がいます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。



職員インタビュー
【施設系技術職員 建築 平成19年2月採用】

宇都宮大学職員を志望した理由を教えてください。
 建築に携わる仕事のひとつの選択肢として大学職員を選びました。いま施設課という部署にいますが、大学内の建物や緑地について、計画し、工事を実施し、日々のメンテナンスをおこない、次の改善につなげていく、という幅広い業務があり、総合的に建築に関わることができるのがこの仕事の魅力です。実際には、建設会社の担当者や他分野の専門家などさまざまな立場の人と共に一つの建物を作り上げていくこととなります。予算や工期やそのほかの制限のある中で、最適解を求めていく作業は、手間もかかりますがおもしろくもあり、それが醍醐味でもあると感じています。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 令和2年度に陽東キャンパスの図書館をリニューアルしました。どのような建物にしたら学生に喜んでもらえるのか、図書館担当の職員とあれこれ話し合いました。インテリアの雰囲気については、さまざまな意見もありましたが、理系学生の所属の多いキャンパスであることも考慮し、モノトーンを中心にまとめることになりました。業務の事情として、建物の内装と什器類(テーブルや椅子、書棚など)とで違和感が生じがちなので、今回は時間をかけて調整をおこない、調和のとれた空間にすることができました。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 宇都宮大学は高等農林学校を母体としており、いま通っている峰キャンパスには100年の歴史があります。毎日の生活のなかでふとしたタイミングにその時間の流れを感じるのは、宇大ではたらく魅力のひとつです。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 宇大を目指していただいているのもなにかのきっかけがあってのことと思います。技術系職員は大学職員であるとともに専門を深める側面もあり、月日を重ね成長を感じやすいところもあります。自分の人生は一度きりですから、自分にとって大事なことを日々大事にできることは、職場を選ぶうえでもはずせないポイントになると思います。ぜひご縁があることを願っています。



職員インタビュー
【教室系技術職員 電子・情報 平成19年4月採用】

現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
 工学部技術部は機械、電気、化学、情報、機械工場という5つの領域班に分かれており、私が所属している情報領域班ではICTに関する技術的業務を担当しています。具体的には、情報分野で利用する教育用計算機システムの管理、学生の実験演習における技術指導などを行っています。また、技術部内に設置された委員会、ワーキンググループ単位で地域貢献型イベントの企画、展示を年に数回行っています。やりがいを感じるのは自身の知識で教職員や学生の役に立てたときです。例えば各種システムトラブルを解決したときや、実験演習において内容理解が不十分な学生に指導することで学生がそれを理解してくれたときなどです。

印象に残ったエピソードを教えてください。
 私が技術職員に採用された2007年度から2019年度まで、北関東の複数の国立大学法人による連携大学院のリアルタイム遠隔講義が開講され、その技術サポートを行いました。開講当時は今のZoomのように手軽なオンラインコミュニケーションサービスがなかったため、専用の映像音声配信ソフトウェアを導入し、講義に必要なインフラを整えた上で、その操作を専門の技術職員が行う必要がありました。右も左もわからなかった私は、先輩技術職員に映像配信システムの構成、他大学と通信するためのネットワーク設定、PA装置の取り扱いなどを基礎から教えていただきました。複数の大学とリアルタイムでコミュニケーションを取らなくてはならないため、機材トラブル、ネットワークトラブルなど苦労も多々ありましたが、その時に学んだ知識は今でも現場で役立っています。

宇都宮大学の魅力について教えてください。
 宇都宮大学は全国でも地域貢献度が高い大学として知られており、市立図書館やコミュニティセンターで開催される子供向け工作教室などを通して地域の方々と触れあう機会も多く、普段の仕事とは違った雰囲気が良い刺激になります。また、自身のスキルを磨くのに恵まれた環境だと思います。講義以外の仕事は個人の裁量で進めることができることも多く、比較的時間に自由が利くのでスキルアップに繋がる学習や興味のある研究を進めることが可能です。その中で、新しい知識を得たいと思ったときには大学図書館に行けば専門書が読み放題ですし、さまざまな分野の専門家が周りにいるため、困ったことがあればすぐに相談できます。

宇都宮大学を目指す方にメッセージをお願いします!
 宇都宮大学はワークライフバランスを取ることができる、子育てがしやすい職場だと思います。私には幼稚園に通う子供がいるため、急な発熱や幼稚園行事などで仕事を休まなくてはならないことが多々あります。その点、宇都宮大学は看護休暇などの子育て支援休暇もありますし、1時間単位で有給休暇を取得することも可能です。なによりも先輩方はみな、育児や休暇取得について理解があるためとても助かっています。是非、宇都宮大学で一緒に働きましょう!




勤務条件など

勤務時間
8時30分~17時15分(休憩時間60分)
※一部の部署では時差出勤方式を採用
休日・休暇
土曜日、日曜日、祝日、
年末年始(12月29日~1月3日)、
年次有給休暇(年20日)、病気休暇、
結婚休暇、産前産後休暇、子の看護休暇、
リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、忌引休暇等
※休日勤務を命ずる場合があります。
給与
初任給 学歴や実務経験年数により決定
例 (大学新卒の場合:月給約185,200円)
諸手当
期末・勤勉手当 年2回支給(6月、12月)
地域手当 俸給等の一定割合を支給
通勤手当※
住居手当※
扶養手当※
※該当要件者に支給
共済組合
文部科学省共済組合に加入し、短期給付(病気・けが・出産・死亡又は災害などに対する給付)や長期給付(年金等の給付)を受けたり、福祉事業を利用することができます。
その他
育児休業や育児時間休業、介護休業などライフイベントに合わせた働き方ができる制度が充実しています。
また、大学構内に保育園もあり、小さなお子さんがいる職員でも安心して働くことができます。
福利厚生としてレクリエーション(スポーツ大会)を行っています。




採用関連情報

・採用情報ページ
・交通アクセス

お問い合わせ先
総務課人事総括係 TEL 028-649-5022