分野融合型萌芽研究



[土木×微生物]

水道管内の生物膜(バイオフィルム)生成機構の解明

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●About

本研究では、上水配水管内部での水質の低下要因は解明されていないので、実際の浮遊物や付着物のサンプリングから、上水配水管内の懸濁物質の組成および細菌の種類を分析し、浮遊状態から生物膜生成までのプロセスを解明することによって、その生成機構および水質低下への影響を明らかにすることを目的とする。場所が特定された生物膜は、栃木県内の中里建設(株)が開発した物理洗浄工法により除去可能である。
安全な水の利用はSDGsの6番目の目標であり、世界の多くの人々にとって、浄水直後は飲用可能でも、配水過程で水道水は飲用できなくなるので、配水過程での水質低下回避が重大な課題である。


●Member

山岡   暁  地域デザイン科学部・教授 研究代表者

酒井 保藏  工学部・准教授

荷方 稔之  工学部・助教

六本木美紀  工学部・技術職員