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[プレスリリース]イネがマグネシウム濃度を維持するしくみの手がかりが見つかる ー植物のマグネシウム濃度恒常性に関与する分子の発見ー

 東京大学大学院農学生命科学研究科 小林奈通子准教授、宇都宮大学農学部生物資源科学科 大西孝幸准教授らのチームが、イネがマグネシウム濃度を維持する仕組みに関与する分子としてOsRZF1タンパク質を発見しました。これまで植物がマグネシウムを吸収・移行することに関する知見は集まっていましたが、濃度維持に関与する分子の発見で、マグネシウム濃度維持機構を解明する新たな展開が広がるものと期待できます。こうしたマグネシウムの吸収や輸送・濃度維持機構の仕組みが明らかになることで、マグネシウムが欠乏した農地でも育つ品種やマグネシウムを高濃度に蓄積させる品種の作成に役立つ情報を提供できると考えられます。


突然変異イネの相対的なマグネシウム濃度の分布図

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【関連リンク】
農学部 大西孝幸 准教授
農学部 生物資源科学科