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教育 研究

[イベント]第99回C-Bioセミナーを開催します(2/17)

第99回C-Bioセミナー
化学酵素合成法を基盤とした糖質複合分子の機能設計に関する研究

 糖鎖の役割は、エネルギーや構造体から細胞間認識、ウイルス感染に至るまで、実に多様です。この性質の豊かさは、糖構造の複雑性や異分子との結合による構造多様性などと密接に関わっており、その多様かつ複雑な分子を正確に再構築し、活用する試みが盛んに行われています。さらに、この構造複雑な糖鎖を単純化あるいはモデル化してもなお、天然の精密な機能を維持できないか?あるいは天然物をも超える素材を創り出すことができないか?ということについても、現在大きな関心が寄せられています。
 私たちは、独自の化学酵素合成法を用いて、未利用もしくは安価な糖質素材から、分子認識素子として機能する糖鎖を改変・再構築し、さらに、合成した糖鎖を異分子などへ導入することで、様々な糖質複合分子を創り上げてきました。本セミナーでは、私たちがこれまでに合成してきた糖質複合分子をいくつか紹介し、実際に天然の分子認識能に"どこまで迫れるのか"生物機能素材としての有効性について発表します。


講演者:尾形 慎 准教授(福島大学農学群食農学類)

【日 時】2023年2月17日(金) 15時00分~
【場 所】峰キャンパス ゲノミクス研究棟2F セミナー室

【問合せ】
宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター
Mail:c-bio※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を@に置き換えてください。)
植物分子農学研究部門HP