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地域創生科学研究科の木内大空さんが園芸学会の若手優秀発表賞を受賞しました
園芸学会令和8年度春季大会において、地域創生科学研究科2年(当時)の木内大空さんが、若手優秀発表賞を受賞しました。発表題目は「遠赤光がタマネギの鱗茎肥大に及ぼす影響とAcFT遺伝子の発現解析」です。口頭発表と質疑応答を通じて、研究の新規性と将来性が高く評価され、今回の受賞に至りました。
園芸学会は1923年(大正12年)に創立され、園芸に関する研究および技術の進歩を図ることを目的に活動している学術団体です。園芸学会若手優秀発表賞は、優れた研究発表を行った35歳以下の若手会員を対象に、2021年度(令和3年度)に創設されました。本学からの受賞者は、令和7年度秋季大会に続き2大会連続となります。
木内さんは在学中、タマネギの可食部である鱗茎の肥大メカニズムについて、遺伝子レベルで研究を進めてきました。タマネギの鱗茎は、一般的に日長と温度が十分な長さや温度に達すると肥大するとされていますが、木内さんが実験室内のLED光源下でタマネギを栽培したところ、鱗茎肥大に十分な日長と温度条件で栽培したにも関わらず、鱗茎が肥大しない現象が見出されました。この現象の解明を試みたところ、タマネギの鱗茎肥大には遠赤色光(FR)の有無が重要であることや、FRが鱗茎肥大を司るAcFT遺伝子の発現を制御していることを明らかにしました。今後、FRによる鱗茎肥大制御機構のさらなる解明が進むことで、生産技術の高度化や品種改良への応用が期待されます。