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教育 研究

[イベント]第114回C-Bioセミナーを開催します(7/19)

第114回C-Bioセミナー
ゼブラフィッシュとメダカの比較から紐解く魚類の背ビレと臀ビレの形態多様性と進化

 魚の種類を特徴づける形質の一つに、ヒレの位置や形があります。背ビレが背中のどこから始まりどこで終わるかは、魚種によって大きく異なります。また、臀ビレの終わりの位置も多様です。このような魚類のヒレの位置や形の多様性がどのようにして生じるのかは、これまで全くわかっていませんでした。
 今回、川村先生のグループは、からだの位置情報を担うHox遺伝子群に着目し、さまざまなHox遺伝子を破壊したゼブラフィッシュやメダカを作製した結果、ヒレ形成を促進するHox遺伝子と、ヒレ形成を抑制する別のHox遺伝子があり、これらがヒレの前端と後端の位置を決めていることを明らかにしました。
 この成果により、Hox遺伝子の働く場所が魚の種類によって異なることで、バラエティーに富んだヒレが生み出されることが本研究より初めて明らかとなりました。さらに、背ビレや臀ビレの形成位置を変化させた進化について、新たな知見が得られたので併せて紹介してもらいます。

講演者:埼玉大学 川村 哲規 博士

日時:7月19日(金)10時20分~
場所:オンライン
お申込:こちらからお申込みください。
申込期限:7月18日(木)14時00分

【お問い合せ】
バイオサイエンス教育研究センター
Mail:c-bio※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を@に置き換えてください。)

【関連リンク】
植物分子農学研究部門HP