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教育 研究

オンラインにて令和5年度「全学FDの日」を開催しました

 9月14日に今年度の「全学FDの日」の企画として、「全学教育におけるデータサイエンス教育について」をテーマにFD活動を実施しました。
 吉澤理事(学務・社会共創担当)による開催挨拶、趣旨説明に引き続き、文部科学省高等教育局専門教育課課長補佐の奥井雅博氏を講師に迎え、「大学を取り巻く政策動向と数理・データサイエンス・AI教育の推進について」と題した基調講演が行われました。奥井補佐からは、大学を取り巻く政策動向や令和6年度文部科学省概算要求の概要のほか、初等中等教育段階における情報教育から高等教育における数理・データサイエンス・AI教育の推進や現状、他大学の取組等も踏まえた事例紹介をされるなど、非常に充実した内容の講演となりました。
 その後、本学のデータサイエンス教育に取り組んでいる大学教育推進機構の吉田聡太助教より、「本学におけるデータサイエンス教育&ChatGPT等の教育・研究における活用例の紹介」と題し、本学のデータサイエンス教育の歩みや、新学部「データサイエンス経営学部(令和6年4月設置)」における数理・データサイエンス・AI教育の概要に加え、国内外で注目されている生成系AIの教育・研究における活用例の紹介についての講演が行われました。
 今年度は、講師の奥井補佐が本学に来学され、本学の役員を中心に一部対面とZoomによる生配信で実施となりました。質疑応答においては、種々の質問が出されたほか、参加者からのアンケートでは、政策や予算と絡めたデータサイエンス教育について、高等教育だけでなく、初等中等教育や社会における動向を網羅的にお話いただいたことで理解が深まったという感想や、全教職員が積極的に取り組むべき事項であることを再認識したなどの意見が寄せられ、実りあるFD活動となりました。

講演する奥井雅博文科省専門教育課課長補佐


基調講演の様子(教職員向けにはZoomによる生配信を実施)