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「大学的栃木ガイドーこだわりの歩き方」出版のご案内

 共同教育学部の松村啓子教授ほか、計28名の研究者がそれぞれの分野で栃木県の過去、現在、未来を解説した『大学的栃木ガイド-こだわりの歩き方』が昭和堂から出版されました。

 本書は、県土の自然的・歴史的基盤(「いしずえ」)、栃木の産業や文化の成り立ちと発展(「いろどり」)、地域課題(空き家、交通、自然災害、獣害)への取り組みや、新しい農村観光(「しるべ」)の三部構成で、栃木の魅力を多面的に紹介しています。「大学的」とタイトルにあるように、執筆陣は栃木県内を精力的に研究している大学教員、大学院生、シンクタンクの研究者等で、専門分野は多岐にわたります。
 読者層には、栃木県外からの進学やフィールドワークをきっかけに、栃木のことをもっと知ろうとする大学生、地元を題材にした大学での学びを先取りしたい高校生を想定し、学問的なアプローチを通じて栃木を再発見することを企図しています。一般的な観光ガイドとは一線を画しながら、決して敷居は高くなく、各自の興味関心に応じて楽しめる一冊です。休日にはぜひ本書を片手にゆかりの地を訪れ、「栃木らしさ」を五感で感じ取ってみてはいかがでしょうか。

執筆に携わった鈴木富之講師と松村啓子教授



出版にあたり、本学からは以下9名の教員と大学院生が参加しました(執筆順)。

「栃木県の地形と気候」「栃木県の気候変動」
共同教育学部 瀧本家康 准教授

「山のランドスケープからみた栃木の地域特性」
地域デザイン科学部 髙橋俊守 教授

「牧(まき)場(ば)点描-酪農いまむかし」「「蔵の街」栃木の歴史的景観の保全」
共同教育学部 松村啓子 教授

「宇都宮の近代製糸場-川村迂(う)叟(そう)と大嶹(おおしま)商舎」
共同教育学部 髙山慶子 准教授

「明治期の日光観光」
地域創生科学研究科博士後期課程 村松英男 院生

「栃木の食文化」
地域デザイン科学部 大森玲子 教授

「いちご王国・栃木」
地域デザイン科学部 原田 淳 教授

「栃木県の自然災害と防災」
地域デザイン科学部 近藤伸也 准教授

「渡良瀬遊水地と観光」「渡良瀬遊水地ヨシ焼きにおける来訪者の行動特性」
「ゴルフ場跡地を活かした複合施設「58(ファイブエイト)ロハスクラブ」の発展要因」
「日光市の宿泊施設型ゲストハウスにおける外国人旅行者の受け入れ態勢」
地域デザイン科学部 鈴木富之 講師