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本学留学生がJR東日本の外国人乗客避難誘導訓練に参加しました

 鉄道を利用する外国人観光客が増えていることから、JR東日本宇都宮車掌区は、本学の留学生を観光客に見立てて、地震などの緊急事態を想定した避難誘導訓練を実施しました。中国、韓国、タイ、カンボジア、台湾、マラウイからの留学生10名とサポート役として一般学生11名が参加。日本語での誘導、タブレット端末の翻訳機能を使っての誘導、「STAY」「GO OUT」という英字が記されたピクトグラムを使った誘導の3パターンの訓練が実施されました。
 訓練後の意見交換会では留学生から「(安全確認が終わるまで)車内で『STAY』と言われても何が起きたかわからないので不安を感じました。外国人は日本人のように従順にそのまま待つ人は少なく、次のアクションを起こしてしまうと思います。何とか安心させる方法が必要では」などの意見が出されました。
 訓練を見守った国際学部の栗原俊輔准教授は「こうした訓練は留学生にとってめったにない機会。日本の企業、社会のシステムを見られてとても良い経験になったと思います。海外からの留学生が企業の訓練に協力し、地域に貢献できるということが宇都宮大学の持っている人的資源だと思います」と話していました。