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[イベント]第108回C-Bioセミナーを開催します(4/24)

第108回C-Bioセミナー
天然物生合成経路の利活用による新規活性分子の創出

 天然物生合成経路の中には、共通の中間体から複数の骨格へと生合成されるものが存在します。それらの酵素反応を解析し、利用することで、多様な活性分子を合成することが可能となります。本講義では、天然物の生合成に関わる、特異な生合成酵素とその利用による物質生産について解説します。糸状菌メロテルペノイドの生合成を例に挙げると、テルペン環化には共通の中間体からいくつかの生成物を与えるバリエーションがあり、それらをゲノムマイニングして用いることで多様な生合成経路を一挙に組み上げることができます。また、酸化酵素の中には構造類似性が高いが異なる反応を触媒するものが存在し、これらを結晶構造解析して変異体を合成し、これを反応に用いることで、酸化位置、回数が異なる新たな生成物を取得することができます。

講演者:理化学研究所環境資源科学研究センター 淡川 孝義 博士

日時:4月24日(水)16時00分~
場所:オンライン
お申込:こちらからお申込みください。
申込期限:4月23日(火)14時00分

【お問い合せ】
バイオサイエンス教育研究センター
Mail:c-bio※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を@に置き換えてください。)

【関連リンク】
植物分子農学研究部門HP