総合情報学専攻
(仮称)設置
構想中募集予定定員61名
※設置計画は予定であり、内容は変更となる場合があります。
~社会の課題解決に資する新たな知を創出し、地域の経済・産業を支える高度IT人材、高度データサイエンス人材及びビジネスアーキテクト人材を育成~
Society5.0社会の到来を目の前にして、データサイエンス人材への需要が高まっている今、文理融合・分野複眼の教育研究体制を築いてきた宇都宮大学の新たな挑戦として、時代に即した新たなる大学院地域創生科学研究科の専攻「総合情報学専攻(仮称)」の設置を計画しています。
この専攻では、情報工学/データサイエンス/経営情報の専門知識と技術を身に付け、企業や行政等においてDXを推進し、地域の課題解決を牽引するデジタル人材を育成します。

総合情報学専攻(仮称)で養う「4つの力」
- 情報基盤力
- 情報工学の基本的かつ普遍的な知識・技術を深く身に着け、関連する応用構想、設計、研究、製作等に広く精通し、その知識・技術を自律的に実践できる力
- データサイエンス力
- 科学的で根拠に基づく課題発見・解決を行うために、数学、統計学、情報学の高度な知識や機械学習・AIの最新技術を駆使し、データから価値のある情報を抽出することにより、分析対象の本質を数理的に理解する力
- マネジメント力
- 課題やリスクの特定と戦略プランの策定に必要な体系的な知識と判断力を有し、組織やプロジェクトにおいてリーダーシップを示すことが出来る力
- 社会実装力
- 情報工学、データサイエンスと経営学の高度な知識と技術を、課題解決や意思決定、価値創出に活用することによって社会に実装する力
これらの専門分野に関する4つの力を身に付けた学生に、専門性に応じて「修士(工学)」または「修士(経営情報学)」の学位を授与します。
総合情報学専攻(仮称)を構成する
「3つのプログラム」
情報工学プログラム
(募集予定定員:36名)学位名称 修士(工学)
コンピュータアーキテクチャ、アルゴリズム、通信、データ処理などの情報の高度な知識と技術が習得できるプログラムです。
DXの推進において、各種課題をIT技術により解決し、企業のビジネス戦略に基づいた最適なシステムを設計できる高度IT人材を育成します。
データサイエンスプログラム
(募集予定定員:20名)学位名称 修士(工学)または修士(経営情報学)
数理・データサイエンス・AIの高度な知識と技術が習得できるプログラムです。
DXの推進において、データを活用した業務変革や新規ビジネスの実現に向けて、データを収集・解析する仕組みの設計・実装・運用を担う高度データサイエンス人材を育成します。
経営情報学プログラム
(募集予定定員:5名)学位名称 修士(経営情報学)
経営情報学の高度な知識と技術が習得できるプログラムです。
DXの取組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて目的を設定し、関係者のコーディネート及び協働関係の構築をリードすることによって目的を実現するビジネスアーキテクト人材を育成します。
カリキュラム
総合情報学専攻(仮称)では、地域創生科学研究科の共通科目に加え、下記のような内容の科目が開講されます。
- DXの推進に関するプログラム科目として、情報工学、データサイエンス、及び経営学の高度な専門知識・技術を修得するための科目
- DXの推進に関して、学際的な思考力を養成するために、境界領域に関する科目
- IT技術やデータの活用による課題解決に関する実践力を養成するために、インターンシップや学内外の研究者・実務者等と連携した科目
- 先端的な研究能力及び研究成果を社会に公表・応用するための情報発信力と倫理観を養成する科目
主な開講科目
- 境界・学際領域科目
- プロジェクトトレーニング、社会実装特別講義 など
- 情報工学プログラム専門科目
- 計算機アーキテクチャ論、進化計算論、人間情報処理 など
- データサイエンスプログラム専門科目
- 機械学習論、確率統計論、人工知能論 など
- 経営情報学プログラム専門科目
- 人材育成論、デジタルマーケティング、マネジメントアカウンティング・ファイナンス論 など
想定している出口
システムインテグレーター、システムエンジニア、アプリケーションエンジニア、プログラマー、情報通信事業、データサイエンティスト、データエンジニア、クオンツ、データアナリスト、生産設備制御・監視者、営業・企画管理者、起業家、経営コンサルタント、経営アナリスト、金融・保険専門職、マーケター、研究職、公務員、大学院博士後期課程進学 など