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平成23年度入学式(10月3日) 式辞

本日、宇都宮大学大学院工学研究科博士後期課程に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。宇都宮大学の教職員を代表して心からお祝い申し上げます。
宇都宮大学は、「地域に学び、地域に返す、地域と大学の支え合い。」を地域連携の基本姿勢として、自ら築きあげた教育と研究の成果を社会に発信し、成果の還元に努めています。この努力が実り、平成18年に初めて調査された地域貢献度が全国総合第1位の栄誉に輝きました。以後、毎年フロントランナーとして懸命に走り続けています。
  
また、本学は、「豊かな発想を地域に、新たな知を世界へ。」をキャッチフレーズとして、高度専門職業人の育成に努めるとともに、基盤研究と最先端研究を推進し、研究成果を地域ならびに世界に発信し続けています。平成19年4月に、キヤノン株式会社との連携により、光に関する研究開発を推進するオプティクス教育研究センターを設置し、学部・大学院学生の教育と世界的な研究開発を推進しています。総額5億円にのぼる各種の超高精度研究設備を整備し、10年間にわたる大型研究を推進し、日本一は勿論、世界的な教育研究拠点を目指して活動しています。さらに本学には、農林水産大臣賞受賞の栄誉に輝いた植物ワクチンの開発など、他にも著しく高い研究成果を有しています。

大学院博士後期課程に入学された皆さんは、幅広い視野を持って多方面から物事を探求する姿勢を持ち続け、前人未踏の独創的な研究を目指し、研究の心、研究の精神を培ってほしいと思います。独創的研究を着想する一つの方法には、狭い分野に閉じこもらず、専門の枠組みを超えた異分野連携の推進が一解決法になると思います。皆さんは、これから博士の学位取得を目指して精進される訳ですが、研究を進めていると、途中で悩み、行き詰まることがあります。行き詰まりのない、悩まない研究はありません。研究が前人未踏の独創的な内容であればあるほど悩みは多いものです。行き詰まったときは悶々と悩み続けるよりも、ざっくばらんに指導教員に相談をもちかけることが良いと思います。研究内容よりも日々の生活の悩みが多いかもしれません。しかし、相談を持ちかけられれば必ず次の道が開けると思います。すぐに解決できなくとも、相談にのってくれる先生がおられるという精神的な安心感が得られます。
  
研究指導にあたられる先生は、その分野において優れた研究を推進しておられます。安心して指導を受けていただきたいと思います。研究は人と人との信頼関係が土台になって進められます。このことが非常に大切なことです。指導にあたられる先生方は研究の喜びと悩み、新発見の感動、研究におけるインスピレーションの大切さを体験され、真理探究の精神を磨かれています。先ずは指導を受けられ、次のステップにおいては、自らの力で独創的な研究推進に励んでいただきたいと思います。そして、国内外を問わず、研究成果を積極的に学会発表され、論文投稿していただければ幸いです。
  
最後に、健康第一です。健康に留意され、研究生活を送ってください。そのためにはリフレッシュも必要です。リフレッシュしているときに、いままで解けなかった難問が一瞬にして解けることがあります。
今後の皆さんのご健勝と研究の進展を祈念して、私からの式辞といたします。本日は、ご入学おめでとうございます。
  
                     平成23年10月3日   国立大学法人 宇都宮大学長 進村武男

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