1982年 筑波大学体育専門学群 卒業
1984年 筑波大学大学院修士課程体育研究科コーチ学専攻 修了
筑波大学技官
発育発達、陸上競技、バイオメカニクス
基盤:スポーツトレーニング論
学部:運動学、運動発達論、陸上競技、初等体育科教育法、中等保健体育科教育法
大学院:運動学特論、保健体育科教材論、保健体育科教授・学習過程論、授業研究
高等学校までの体育は、実技中心の教科であったと思いますが、大学ではそれだけでなく、さらに専門性を高めるために実技(陸上競技)に加え、理論(発育期の運動発達、スポーツバイオメカニクスなど)を学ぶことによって、科学的な知見を習得してもらいます。そうした専門的な理論的背景をもとに指導ができる保健体育の教員、スポーツの指導者を育てたいと考えています。
どうしたら速く走れるのか、遠くへ跳べるのか、遠くへ投げられるのか、ということに興味や関心を持っており、そうした運動が小学生から大人に至る過程のなかでどのように動き方を身につけるのかを研究しています。また、上手な人の動き方とはどのようなものかを明らかにすることで体育の授業や部活動の指導に役立てるための研究もしています。
ジュニアスプリンターの疾走能力の発達に関する縦断的研究(日本体育学会「体育学研究」第44巻第4号、1999年、pp.360-371.「日本体育学会賞受賞論文」)
小学6年生の体育授業における疾走能力の練習効果(日本体育学会「体育学研究」第45巻第4号、2000年、pp.530-542.)
一般高校生の疾走動作の特徴(日本体育学会「体育学研究」第51巻第2号、2006年、pp.165-175.)
幼児期における歩行から走運動への発達過程に関する追跡的研究(日本体育学会「体育学研究」第54巻第2号、2009年、pp.307-315.)
中学生における短距離走の速度低下に関する動作要因(日本陸上競技学会「陸上競技学会誌」第12巻第1号、2014年、pp. 11-20)
小学生における前転および後転動作の観察評価の妥当性(日本発育発達学会「発育発達研究」第64号、2014年、pp.1-10.)
小学校 子どもと楽しむ体育の授業- 2 これは簡単!陸上運動 走る・跳ぶ・投げる(共著、学事出版、1998年、総頁173、pp.8-17、 52-61、110-121.)
疾走能力の発達(共著、杏林書院、2001年、総頁207、pp.19-30、87-128、140-178.)
スプリント&ハードル(共著、陸上競技社、2012年、総頁199、pp.134-140)
身体性コンピテンスと未来の子どもの育ち(共著、明石書店、2014年、総頁251、pp.68-89.)
科学研究費補助金(1995-1997年度)、基盤研究B(2)・代表、テーマ:ジュニアスプリンターの疾走能力の縦断的発達
科学研究費補助金(2000-2003年度)、基盤研究B(2)・代表、テーマ:幼児期における移動運動の発達に関する縦断的研究
科学研究費補助金(2009-2012年度)、基盤研究A・分担、テーマ:日本人の基礎的動きの標準値およびデータベースの構築
科学研究費補助金(2011-2014年度)、基盤研究C(一般)・代表、テーマ:小学生から高校生における疾走運動の学習指導に関する研究
科学研究費補助金(2014-2016年度)、基盤研究B・(一般)分担、テーマ:標準動作による動作の改善および学習者の類型化に関するバイオメカニクス的研究
日本体育学会学会賞(平成12年度)
日本体育学会(編集委員)、日本発育発達学会、 日本陸上競技学会、日本バイオメカニクス学会
全学:教務委員会(2014-2015年度)
学部・研究科:附属小学校長(併任:2011-2013年度)、教務委員会(2015年度委員長)、附属学校連携室長
日本体育協会スポーツ医・科学専門委員会(文部科学省委託事業)基礎的動き・動きの評価方法に関する調査研究協力者会議(2009-2010年度)
学校体育指導者中央講習会(陸上競技:中学校、高等学校)講師(2009年度)
第49回全国学校体育研究体育福岡大会第二分科会指導助言者(2010年度)
全国国立大学附属学校連盟理事長(2012-2013年度)
日本教育大学協会副会長(2012-2013年度)
日本教育大学協会附属学校委員会委員長(2013-2014年度)
うつのみや人づくり推進委員会委員長(2014年度-)