宇都宮大学出張講義 概要 教育学部 工学部 農学部

出張講義可能テーマ

  現在の国際関係や各国の歴史・文化、人と人のコミュニケーション、海外や国内の社会問題など、これからの社会人にとって必須の国際感覚を養う、幅広いテーマを用意しています。英語をはじめとする外国語の講義も用意しています。

国際学部・国際学研究科

  ジャンル テーマ 担当教員 概要
1 国際社会 「不況」と経済学 磯谷 玲 不況は好ましくはありませんが、常にわたしたちの身近にある問題です。経済学は不況をどう考えてきたのかということを中心に、グローバリゼーションや規制緩和などの問題も考えていきたいと思います。   
2 国際社会 在日外国人の現状と政策・制度 今井 直 現在、外国人登録をして日本で生活している外国人が日本の総人口の1.5%を占めます。この割合は欧米の先進国と比べるとけっして高くはないのですが、20年前の2.5倍に増加し、出身国も以前は在日コリアンが圧倒的に多かったのですが、今は他の国の人たちも増え多様化しています。このように、多文化共生社会に向かいつつある日本が、在日外国人にかかわる問題にどのように取り組んでいるか、そしてどのような課題があるかを、政策や制度の面から検討します。   
3 国際社会 現代中国農村の実像 内山雅生 現在、世界同時不況といわれていますが、80年ぶりに世界規模で資本主義経済の矛盾が吹き出していると考えられます。しかも、それは急速な資本主義化を推し進めてきた中国にとっても例外ではありません。まして、その矛盾はとりわけ農村に凝集しています。そして、近年、中国で発生している急激な変化と食の安全や環境破壊などの様々な問題の多くが、農村と深い関わりを持っています。そこで「資本主義」および「伝統社会」をキーワードとして、中国とりわけ農村で現在まさに起こっている矛盾の根源を、歴史的に解き明かすヒントを考えてみます。
4 国際社会 戦前戦中期日本の研究機関による中国調査 内山雅生 現代中国では、ケ小平が指導した「改革開放経済体制」によって沿海部、それも都市部や都市近郊農村の経済発展に注目が集まっています。日本企業も多く経済進出しています。一方で内陸部の農村では都市への出稼ぎによって家計を維持しているところもあります。この広大な中国について、日本はかつて第一次世界大戦後から、農村や都市、農業や工業・商業と幅広く調査をした経験を持っています。どうしてそんなことをしたのでしょうか?そのことは現在の中国経済の発展にどんな意味を持っているのでしょうか?本講義では、そんな変貌の激しい中国社会を日本の研究機関による「戦前戦中期の中国調査」をキーワードとして、日中関係を歴史的に検討してみます。
5 国際社会 アフリカあれこれ
阪本 公美子 皆さんのアフリカのイメージとはどのようなものですか?自分とは直接関係がないから知らない? 遠くて暑い所? 貧しい? 野生の王国? でも、皆さんの持つイメージは本当でしょうか。この出張講義では、アフリカの国々とそこに住む人々の現実や多様性について紹介し、皆さんのアフリカのイメージを豊かにしたいと考えています。   
6 国際社会 低炭素社会時代を考える
〜世界を学ぶ、世界に学ぶ
高橋 若菜 「低炭素社会」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?エネルギーを減らすために生活の質を落とさなくてはならないのでしょうか?それとも快適度をさらに向上させながら、さらなる豊かな低炭素・循環型社会をめざすことができるのでしょうか?実は、そのような取組に成功しつつある社会が、世界には存在します。講演では、低炭素社会に向けた世界の動向を追い、世界の中の日本、日本の中の地域を考え、そして世界の先進的な取組例についてお話ししたいと思います。日本や日本の地域の特徴を踏まえたうえで、次世代につなぐ低炭素社会について、一緒に考えてみましょう。   
7 国際社会 国際協力フィールドワーク入門 友松 篤信 国際協力は、貧困・食料・環境・教育・紛争などの国際的課題を解決する総合的で実践的な学問分野です。ストリートチルドレンは、世界に3千万人いると言われる、親との不和から家を飛び出したり、出稼ぎに出されて路上で働く子どものことです。ストリートチルドレンを保護するNGO活動を調査するために、大学生が行ったフィールドワークの方法や成果を紹介します。また、国際協力に興味のある人はどのような勉強をするべきかガイダンスします。
8 国際社会 中東を探訪する 松尾 昌樹 イスラム、ベール、テロ、アル・ジャズィーラ、イラク問題、パレスチナ…。中東に関連する用語が頻繁に我々のメディアをにぎわすようになっていますが、そもそも中東とは、どのような地域なのでしょうか。複雑に絡み合った現代中東世界を解きほぐしながら、我々が世界を見る眼をどのように養っていくべきなのか、考えてみたいと思います。
9 国際社会 タイの都市社会と地域住民組織 マリー・ケオマノータム タイは、近年、日系企業の進出などにより急激に工業化が進み、首都バンコクには農村からの人口が集中し、多くのスラムができています。スラムの住民たちが自分たちの生活を守り改善していくために結成したのが地域住民組織です。この講義ではバンコクの地域住民組織の現状をわかりやすく伝えます。   
10 国際社会 身近な地域社会を見つめ直そう 中村 祐司 私たちが日々口にする食べ物や何気なく使っている日用雑貨品のみならず、衣服や娯楽映画、建築物の原材料、さらには自然への影響などといったように、身近な地域社会の構成は国際社会からの働きかけを抜きにしては成り立たなくなっています。どんなところに住んでいたとしても、私たちはヒトやモノをめぐって国際的な影響から逃れることはできない時代に生きています。国際学を学ぶ素材は身近な地域社会にこそあるという視点から、具体的な諸問題を挙げてそれらの解決策を皆さんと探っていきます。   
11 国際社会 外国人児童生徒の教育環境 田巻 松雄 外国籍の人々の長期滞在化、定住化傾向のなかで、日本の公立の小中学校に通う外国人児童生徒が増えています。彼・彼女たちはどんな教育環境に置かれているのでしょうか。日本語がよくわからない外国籍の子どもが日本の学校の勉強についていく大変さはある程度想像できるかもしれません。しかし、なかには学校に通わない不就学の子どもたちもいます。外国人生徒の高校進学が難しいという問題もあります。外国人児童生徒の教育環境の視点から、グローバル化する日本社会の現状と課題を考えてみましょう。
12 国際社会 外国人児童生徒の教育環境 田巻 松雄 外国籍の人々の長期滞在化、定住化傾向のなかで、日本の公立の小中学校に通う外国人児童生徒が増えています。彼・彼女たちはどんな教育環境に置かれているのでしょうか。日本語がよくわからない外国籍の子どもが日本の学校の勉強についていく大変さはある程度想像できるかもしれません。しかし、なかには学校に通わない不就学の子どもたちもいます。外国人児童生徒の教育環境の視点から、グローバル化する日本社会の現状と課題を考えてみましょう。   
13 国際社会 国際連合を知っていますか 清水 奈名子 多くの犠牲を出した二度の世界大戦の反省から、現在の国際連合は誕生しました。ニュースなどでよく耳にするこの国際機構について、皆さんはどのようなイメージをもっていますか。誕生してから65年が経って、その組織や役割は大きく変化しています。この講義では、国際連合の歴史を振り返るとともに、「国連はほんとうに役に立っているのか」「誰のために、何をする機構なのか」といった課題について、一緒に考えていきます。   
14 国際社会 国連平和維持活動(PKO)と世界の紛争 清水 奈名子 1948年に始まった国連による平和維持活動(PKO)は、現在までに64もの活動を世界中の紛争地域に派遣してきました。世界各地から集まったPKO要員は、紛争の犠牲となっている人々のために、今もどこかで働いています。この講義では、PKOの歴史を振り返りながら、その意義や課題について考えます。
15 国際社会 遠くて近いラテンアメリカ スエヨシ・アナ ラテンアメリカと聞くと、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか?サッカーでしょうか?それとも、情熱的な音楽と踊りを楽しむ陽気な人たちを連想するのではないでしょうか?いずれにせよ日本から遠く離れているというイメージが強くあると思います。日本とラテンアメリカの距離を短くするために、ラテンアメリカの社会、文化、経済、政治、歴史などの情報を紹介します。きっと新しい発見があるはずです。   
16 国際社会 世界の貧困問題と国際協力 重田 康博 世界の貧困や南北問題について説明し、世界の貧困問題に対して国際協力が果たす役割を考えます。政府開発援助(ODA)、国際機関、国際NGOを含む国際市民社会の活動を取り上げます。   
17 国際社会 国際NGOについて 重田 康博 今日の国際社会で注目されている国際NGOを取り上げます。NGOとは何か、特徴、役割、定義、歴史、開発協力、開発教育、政策提言、キャンペーン、NGOとODAのパートナーシップについて学びます。   
18 国際文化 ロミオがジュリエットに語ったのは、どんな英語? 市川 裕見子 悲劇『ロミオとジュリエット』の作者シェイクスピアは、1600年頃にイギリスのロンドンで活躍した劇作家です。今から約400年前に生まれたせりふは、どんな英語で語られていたのでしょうか。当時の英語と現代英語との相違点および共通点を考えます。   
19 国際文化 異文化の中の織物の意味
−文化人類学への招待−
柄木田 康之 太平洋の島嶼文化では、織物が伝統的貴重品としてさまざまな意味をもっています。ミクロネシアのオレアイ環礁でも、女性が織る腰布は、衣類としてばかりでなく、伝統的知識に対するお礼、規則違反に対する罰金、葬礼時の香典として用いられます。女性の織物が、なぜこのように多様な意味をもつのか考えてみましょう。   
20 国際文化 ことばの不思議をさぐる 佐々木 一隆 ことばは不思議です。何げなく使っている母語の日本語ですが、外国語とは異なり、私たちは自由に会話することができます。また、幼稚園や保育園で文法を教わったわけではないのに、5〜6歳で日本語の基礎を自然に身につけてしまいます。これは一体どうしてでしょうか。私の講義では、このようなことばの不思議をさぐっていきます。   
21 国際文化 日英語比較の話 佐々木 一隆 母語の日本語から英語を眺めると、音声や語順などの違いがすぐに見えてきます。でも、実際は共通する部分も結構あるのです。逆に、外国語としての英語から日本語を眺めると、同様に相違点と共通点が見えてきます。私の講義では、このような日英語の比較について、音声、文法、文化などの観点からお話しします。   
22 国際文化 韓国の世界文化遺産
佐々木 史郎 韓国には、慶州の仏国寺・石窟庵、ソウルの宗廟をはじめ、ユネスコの世界遺産に登録された有形文化財が9つあります(2011年1月現在)。 古代・中世・近世にわたるそれらの貴重な文化遺産を通して、お隣の国の文化と歴史を紹介していきます。
23 国際文化 日韓相互理解のやさしさと難しさ
−生活文化の近親性とずれ−
佐々木 史郎 長い間、「近くて遠い国」といわれ続けてきた日韓両国ですが、ここ数年で、ずいぶん相互理解も進み、親近感が高まってきました。この講義では、そうした隣国の「理解しやすさ」とともに、時として起こる微妙なすれ違いの場面についても解説していきます。   
24 国際文化 隣国の生活文化を知る
−韓国の衣食住とその背景−
佐々木 史郎 昨今は韓国の暮らしぶりについての情報もずいぶん多くなってきましたが、「韓国の衣食住」と言われてすぐに頭に浮かぶものは、まだまだキムチ、焼き肉、チマチョゴリといった域をあまり出ていないのではないでしょうか。この講義では、そうした限られたイメージを超えて豊かに広がる韓国の衣食住の世界を紹介していきます。   
25 国際文化 世界を学ぶ、世界から学ぶ−国際学への招待 高際 澄雄 「グローバリゼーション」という言葉は、もう陳腐に聞こえるほど、私たちの社会に浸透してきました。でも、日本の社会は本当にグローバル化されたのでしょうか。国際学は、私たちにグローバルな視野を与え、そのことによって日本の社会のグローバル化を助けます。大国ばかり目を向けるのではなく、全世界に目を向け、新鮮な息吹を感じたいものです。全世界のあちこちで生まれつつある新しい動きを一緒に探しましょう。   
26 国際文化 世界に平和を−国際学の役割 高際 澄雄 21世紀を前にして、世界中の人々は平和で豊かな時代が到来すると考えました。しかし、21世紀になってからテロと戦争が頻発しており、20世紀末の人々の願いが泡と消えようとしています。でも、これが現実なのでしょうか?テロや戦争と対極にある平和の運動を歴史の中に探り、これから国際学が平和構築に果たせる役割を示したいと思います。   
27 国際文化 日本人の笑いと異文化間コミュニケーション 中村 真 ジャパニーズスマイルと呼ばれる日本人の笑いは、多くの外国人にとって、不自然で、不可解な表情であるだけでなく、不誠実などのマイナスの印象を与えてしまうことがあります。日本で生活している日本人が当たり前と思っている行動が外国では実は必ずしもそうではないこと、当たり前と思っていることによって様々な誤解が生じてしまうことを、日本人の笑いを鍵にして考えてみましょう。   
28 国際文化 表情とコミュニケーション 中村 真 私たちの日常的なコミュニケーションのほとんどの部分、90%以上が非言語的行動によって支えられていることが分かっています。なかでも表情の果たす役割は大きく、赤ゃんから大人まで、世界のあらゆる人種や文化を通じて共通のコミュニケーション手段になっています。私たち人間の表情の特徴について学び、表情が様々なコミュニケーションにおいてどのような役割を果たしているかについて考えてみましょう。   
29 国際文化 俳句を読み解く−季節感・発見・感動 松井 貴子 江戸時代以来、五七五の定型と季語を持つ有季定型の俳句が作られてきました。俳句は、百年以上も前に外国に紹介され、世界に知られた日本の短詩です。現代俳句には海外詠、外国語のハイクもあります。季節感・発見・感動をキーワードとして、俳句作品に親しみ、海外に発信された日本文化に対する理解を深めます。   
30 国際文化 異文化理解と国際交流 松金 公正 現在、国際化が急速に進んでいると言われています。確かに中高生でも海外旅行を経験するなど、海外はますます身近なものになっていると言えます。しかしその一方で「国際」はパック旅行に代表されるように、表層的なものとなってしまいがちです。本講義では、日本の文化外交を事例としてりあげ、「やる気」や「善意」だけでは進まない国際交流や異文化理解の実情を知り、それを自己の問題としてもらうことがねらいです。   
31 国際文化 近くて遠い国 −日本と中国の文化的差異− 松金 公正 本講義では、近代に入って以来、欧米志向が強かった日本において、近年、なぜ「21世紀はアジアの世紀」というような言葉が強調されるようになったのか、その理由を考える。そして、とくに中国と日本との関係にスポットをあて、「近いがゆえに、理解することが難しい」両者の諸相を、言語や習慣、風俗といった相互の文化差異の具体的比較を通じて、探っていく。   
32 国際文化 米国大衆音楽のはじまり 米山 正文 ブルーズやソウルやロックなど、日本でも耳にする音楽ジャンルは、もともと米国の大衆音楽でした。こうした音楽はどのように生まれたのでしょう。その起源を探りながら、多民族社会おける文化の混交について考えてみます。
33 国際文化 なぜ世界は村上春樹を読むのか 丁 貴連 『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』の著者と知られる村上春樹の作品が、いま世界中で読まれていることをご存じでしょうか。米国、英国、ロシア、フランス、ドイツ、イタリアをはじめ韓国、中国、台湾、タイ、インドネシアからクロアチア、ラトビア、ギリシャ、ルーマニア、ブラジル、スペインなど、その広がりは全世界的な規模です。いったいなぜ世界は村上春樹を読むのでしょうか。その疑問にお答えいたしましょう。   
34 国際文化 アジアをつなぐ日本のポップカルチャー 丁 貴連 日本と東アジア諸国との間には植民地支配という負の歴史が横たわっています。それゆえ韓国や中国、台湾などでは長く日本の大衆文化がタブー視されてきました。しかし、1990年代に入ると事情は変わり、マンガやアニメ、映画、ゲーム、J-POPから現代小説、料理、ファッションに至るまで日本の大衆文化は若者の圧倒的な支持を得、その人気はとどまるところを知りません。本講義では、東アジアの若者を虜にした日本のポップカルチャーの魅力について考えてみます。   
35 国際文化 「百科辞典」の起源 田口 卓臣 今日、図書館などに配架されている「百科辞典」は、18世紀のヨーロッパにおいて発案された書物形態です。とりわけ、このジャンルの辞典を普及させたフランスの思想家ドニ・ディドロの存在を無視することはできません。このディドロが編集にあたった三十数巻にも及ぶ大著『百科全書』Encyclopédie の項目や図版を鑑賞することによって、わたしたちが日ごろ何気なく目にしながら素通りしてしまう「百科辞典」という媒体の可能性(およびその諸条件)について考えてみます。   
36 国際文化 現代日本語の「ゆれ」 高山 道代 ことばは、常に新たな変化を内包している存在といえます。「お腹がいっぱいでもう食べれない」のような表現は、一般に「ラ抜きことば」と呼ばれ、往々に言語運用の誤りとして指摘されますが、このような言語現象が起こってきたことの背景には変化を促したある要因がはたらいています。本講義では、このような現代日本語の「ゆれ」の諸現象をとりあげ、そこにはたらく法則性について考えます。   
37 国際文化 "Culture" って何ですか? バーバラ・モリソン 英語が使えるということは大切です。でも、英語を使って、日本の文化背景を考えながら話そうとしても、結局は日本語で話さなければならなくなることもあります。つまり、それぞれの文化背景を考えながら言語の学習に望むことは重要です。ですので、この講義では、英語という言語の裏にある、アメリカの文化に対する概念(cultural ideology)と日本の文化に対する概念の違い などをひとつの事例として注目し、簡単な分析を加えてみましょう。   
38 国際文化 ドイツ・ロマン主義の文学と思想
高橋 優 「ロマンチック」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。恋愛?詩?理想郷? いずれにせよ、現実逃避の浮ついた夢想だと思うのではないでしょうか。我々が日常使うこの言葉は、18世紀末のドイツ・ロマン主義に由来しています。ロマン主義者は、恋愛について、詩について、理想郷について、現実的なテーマとして大まじめに哲学した人たちです。この講義では、ドイツ・ロマン主義者たちの文学作品および哲学的著作を紹介しつつ、「ロマンチック」という言葉の意味を考えてみたいと思います。
39 国際文化 英語の発音
湯澤 伸夫 英語の音は日本語の音よりも数が多いため,英語の母音と子音にはどのような特徴があり,どのよう に分類できるかについて総合的に知っていると発音の学習がしやすくなります。この講義では,標準 英音と標準米音を使って,その主要な違いも含め,英語の発音について解説します。英語のイント ネーションに関するお話も可能です。英語の発音に関するご希望の領域がありましたら,できる限り 対応します。発音練習も交えた実践的な講義です。
40 国際文化 英語の発音記号
湯澤 伸夫 英語の発音を表記するにはカタカナではどうしても限界があります。辞書には発音記号が記されてお り,それをもとに正確に発音できることは大切な技能です。しかし,発音記号の体系は一つでなく, 若干の違いがありますので,その意味をしっかり理解する必要があります。例えば,イタリック体で 書かれている/r/の意味は分かりますか。この講義では,発音記号の読み方と注意点を,発音練習も交 えながら,分かりやすく解説します。
41 国際社会・国際文化 年少者日本語教育と「書くこと」の指導 鎌田 美千子 日本の学校で学ぶ外国人児童生徒への「書くこと」の指導の方法について,以下の点から取り上げます。
1. 「書くこと」の難しさ
2. どのように「書く力」を支えるのか
3. どのように「書く力」を育てるのか
4. 教科学習における「書くこと」
5. 子どもに共通する問題とその指導   
42 国際社会・国際文化 ロールプレイによる日本語会話の指導 鎌田 美千子 日本語を外国語・第二言語として学ぶ学習者を対象にしたロールプレイ (役割練習)による会話指導の方法について,以下の点から取り上げます。
1. 初級会話と中級会話の違い
2. 初級のロールプレイ
3. 中級のロールプレイ
4. ロールプレイ練習の実際
5. ロールプレイカードの作成   
43 国際社会・国際文化 外国語を学び、マスターするって、いったいどんなことだろうか? 吉田一彦 学校での成績向上や受験準備のための英語学習経験から、「やりたくないけど、やらなければならないこと」のような印象を(残念ながら)持たれがちな外国語学習について考え直します。「本当にやらなければならないのか」、「なぜ人は外国語を学ぶのか」という素朴な疑問からスタートして、先人たちや教員自身や学生たちの実例を材料として考え、「『マスターする』とはどんな能力を得ることなのか」、「どうやれば学習に成功する(あるいは、失敗する)のか」、「外国語ができるとどんな良いことがあるか」、「では私は何語をどこまで学ぼうか」など、受講者ひとりひとりの前向きな学習プランにつなげる活動をします。   
44 国際社会・国際文化 類義語・類義表現の不思議 吉田一彦 「コーラが飲みたい」と「コーラを飲みたい」はどう違うのか?「バスが来なかったから遅刻しました」と言われるとムッと来るが、どうして「バスが来なかったので遅刻しました」と言われると許したくなるのか?「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」で、どうして前の方では「たら」を使い、後の方では「なら」を使うのか?「きもい」と「気持ち悪い」は同じか?など身近な日本語の似ている表現を材料として、文法学的方法の基本中の基本を学びます。
お問合せ先:宇都宮大学 企画広報課
Tel: 028-649-8649
Fax: 028-649-5026